2020.11.208人の連載
8人の“チェンマイのここが好き”
目次
1. 古川節子さん 2. サトミさん 3. 荒井教子さん 4. 葛城杏子さん 5. momoko kaewdee Todaさん 6. よーさん 7. ちえ まにーらっと 8. ちひろチェンマイの人はあったかい
先日、出先で乗っていたバイクがパンクしてしまいました。仕方なく押して歩いていると、3分もたたないうちに、一度通り過ぎたバイクの女の子が戻ってきて、「お手伝いできることがありますか?」と声をかけてくれました。お礼を言って、歩き出して束の間、今度はサングラスをかけたお兄さんが修理屋までの行き方を教えてくれます。ほんの30分で7人が声をかけてくれ、パンクしたのに妙にうれしい気分になったのでした。
札幌に似てる感じがする
チェンマイが北に位置しているからなのか、山が近くにあるからなのか、人々の雰囲気がそうさせているのかわからないけれど、札幌に似ている気がする。18歳まで暮らした札幌は大好きな街で、いつか帰りたいと想い続けているから、似た雰囲気のチェンマイに惹かれているのかもしれません。最近は、近所にあるディンカフェの芝生でチビと走り回り、美味しいコーヒーをいただき、日曜にJJマーケットに行っては癒されて、チェンマイを謳歌。
ゆった~りと流れる時間の心地よさ
東京育ちの私は、毎日の時間の流れが速すぎて「時間よ止まれ!」と心の中で叫んでいた。そんな私が初めてチェンマイに来たのが約20年前。大型デパートもなければ日本食なんてほぼ手に入らない場所だった。でも、街の雰囲気、人々の暮らしや表情から「時間のゆとり」が溢れていて、一瞬でこのチェンマイが好きになってしまった。今では、随分と近代化し、昔のような土埃は見られないが、ゆったりと流れる時間は今も健在している。
大きな木に見守られて暮らす毎日
チェンマイの街には、そこかしこに樹齢百年を優に超える大きな木があります。注視していないと見過ごしてしまうほど街の景色に溶け込んでいて、元からそこに生えている木を活かすように設計されたホテルやカフェも多くあります。広く伸びた枝が作る木陰で信号待ちをする人々を見るのが好きだし、チェンマイとランプーンを結ぶ旧道のフタバガキの並木も見事。ある時は目印に、またある時は憩いの場に。大きな木のあるこの街の風景が大好きです。
静かな異空間
子供達が小さかった頃に良く連れて行ったワット・ウモーンというお寺が私は大好きです。700年の歴史があるそうで、仏塔の下に洞窟が掘られた事から、ウモーン(洞窟)寺と呼ばれています。昼間に行ってもまるで森の中にいるようで、とても静か。実は奥に池があるのですが、この池にいる大きなナマズに餌をやるのが不気味で楽しいです。私はたった一度だけ、池から上がって甲羅干しをしている1メートル以上もある亀に遭いました。
チェンマイの自然に抱かれてヨガ

チェンマイのタイ漢方伝統医

多民族で多様性に富む穏やかで寛容な社会
