2021.03.188人の連載
8人の“私が好きなタイの田舎町”
目次
1. 古川節子さん 2. mamiさん 3. 福冨渉さん 4. 葛城杏子さん 5. ウィッタモン・ニワッティチャイさん 6. 高沢利典さん 7. kinnoさん 8. 池尾優さんシーサッチャナライへ里帰り
遺跡で有名なシーサッチャナライにある、ハッシアオという小さな田舎町は、チェンマイに住む友人が里帰りをする時にたまに一緒についていく、私にとってのタイの田舎だ。初めて行ったのは1997年だったが、今行ってもこれといった目立つ変化もなく、昔と変わらないのんびりした時間が流れていてほっとする。観光するなら、スコータイから行くのが便利。世界遺産の遺跡公園やサンカローク焼き、ハッシアオの象に乗る得度式が見どころ。
100年以上も続く塩農家を訪ねる旅

あたりまえに穏やかな紛争地域の日常
バンコクの知人に「危険だからやめておきなよ」と言われた深南部パッタニー。自分には先入観も偏見もないと思っていたが、現地に住む友人の「自分たちはふつうに暮らしてるんだよ」 のことばが心に刺さった。案内役を買って出てくれた大学生の駆るバイクに乗って、軍の検問を越え、たどり着いた白砂のビーチ。人影はほとんどなく、学校帰りの生徒たちがヒジャブをつけたまま水遊びをしていた。この「日常」をまた訪ねたい。
何度も通った田舎町メーホーンソン・パーイ
初めてパーイを訪れたのは、まだ大学生の頃で、チェンマイで出会った旅行者に「長閑でごはんが美味しい町がある」と聞いたのがきっかけだった。町中を流れるパーイ川には簡素な竹の橋がかかっていた。大雨で川が氾濫すればあっという間に流されて、川の水が落ち着くと、またあっという間に橋がかかった。「いつもの事よ」と動じない村人をちょっとカッコいいと思った。今やすっかり人気の観光地になったけれど、のんびりとして自由な雰囲気は健在だ。
いつか必ずもう一度訪れたい場所

山岳民族としての誇り
ランプーン県のホアイトム、ここに住むのは皆カレン族です。カレンシルバーの故郷としても有名で、町を歩くと、あちこちからトンカントンカンとシルバーアクセサリーを手作りしてい る音が聞こえてきます。初めて訪れたのは14年前。皆さん温かく迎えてくれました。あの頃小さかったベルちゃんも大きくなって、両親を助けています。先日たくさんのラムヤイがお店に 届けられました。彼らの平和な生活がいつまでも続くといいなぁ。
地元ならではの味に出会うためわざわざ立ち寄る田舎町
十数年かけてタイの島はほぼ全て行った。そんな島巡りの楽しみの一つが島へ渡るために立ち寄る漁港近くの田舎町。タオ島に渡るために立ち寄ったチュンポーンの町では、新鮮な魚介料 理がずらりと並んだ市場に出会えた。リぺ島近くのサトゥーンの町では南タイ料理が辛すぎて、ほぼ白飯しか食べられなかったことも(笑)。残念ながら、島に渡ってしまうと観光客向け料理しかない。美味しい料理を食べたいなら、ぜひ漁港近くの田舎町に立ち寄って。
水上でゆっくり流れる暮らし
