2020.02.68人の連載
8人の“私史上最高ホテル”
目次
1. 鈴木ひろみさん 2. サトミさん 3. ともみさん 4. 葛城杏子さん 5. ウィッタモン・ニワッティチャイさん 6. オプシューイさん 7. 田中聡美さん 8. 池尾優さん帰って来たくなる最高のホテル
今月のお題 「私史上最高ホテル」 、世界中、素晴らしいホテルは数えきれないほどあり、あれやこれやと考えましたが、一つを選ぶとしたらバンコクのマンダリンオリエンタルホテルを選びます。
美しい南国の花々、ホスピタリティ、 サービス、やはり最高です。
「ありがとう」と言うと「喜んで」と美しい笑顔が返ってくる。
またここへ帰ってきたいと思う最高のホテル。
大好きなホテル、マンダリンオリエンタル
とっても贅沢な時間の使い方
お題を頂いてから、 歴代のホテルに想いを馳せ、幸せに浸っていた。一つに絞るのは難しいけれど、選ぶならイタリア Montepulcianoにある Salchetoというワイナリー。
ワインはもちろん なにしろ朝食が美しい。
夕食にはシンプルなトマトソースに、 Pici というもっちりとしたパスタを。
柔ら かい夕陽がトスカーナの丘を照らす。
ああ、 なんて贅沢な時間。
辿り着くには手間のかかる場所だけれど、 そのご褒美に見合う最高のステイ。
自家製の蜂蜜、フルーツたっぷりの朝食
コンセプトは神話レディーサロジン
カオラックにある大人のラグジュラリーブティックリゾート、ザ・サロジン。フロント正面の蓮池を中心に美しい緑が茂り、 隠れ家のように56室のビラが佇んでいます。
朝食は1日中いつでもよくて、 プライベートビーチの前にあるレストランのお食事も美味しい。
とにかくどれをとってもセンスがよく、かつ質がいい。
客室が少ないせいか、サービスもとてもパーソナルできめ細やか。
衣食住すべてが最高でした。
ぜひおすすめです。
プールも静かで落ち着きます
いつかまた訪れることを 夢見るホテル
10年前、ちょっと背伸びをしてスリランカのアマンガラへ 。各部屋専属のバトラーがいて、街散策に出ようとすると、サッと水のボトルとうちわを持ってきてくれたり、 外から戻り「喉が渇いたな」と思った瞬間、部屋の電話が鳴って 「お散歩おつかれさまでした。冷たいアイスティーをお持ちしましょうか?」 と…。
どこから見ているんだ?!と不思議になるほど完璧なタイミング。
これでもか!というほど甘やかしてもらう最高の時間でした。
バトラーの名はクリシャンタ。また会いたい
オーストラリアの 片田舎で
1880ー1900年代の古いホテルを改装した快適なステイ先もあり、その名もThe Old Royal Marulan。
ホテルの周りにはスーパー、 薬局、 郵便局、 パン屋、 美容院、 カフェ、 パブ、 肉屋、 お土産屋さんが並んでいる。
この小さな街を散策していると、可愛らしい家や歴史を感じるお店に数多く出合った。
ここは都会の喧騒から逃れるのに最高の場所。
ホテルの前で
150年前に想いを馳せる 川沿いのホテル
リゾートホテルももちろん好きだけど、最近は地方に出かけてのんびりすることが多いです。なかでも、チャンタブリー県にあるホテル、Baan Luang Rajamaitri がとてもお気に入りです。
昔、 川沿いにあった役人の家を街の人が後世に残そうと改装し、 新たにホテルとして生まれ変わった所です。
窓から見える景色は穏やかで、川を中心に栄えていた昔の街並みや人々の暮らしが目に浮かんでくるような温かい場所です。
一階部分は小さな博物館
ニューヨーク 伝説のホテルチェルシー
ずいぶん前の話になってしまいますが、 ニューヨークのホテルチェルシーは居心地の良さに思わず延泊してしまったほど。100年を超える歴史の中で多くの芸術家達に愛されてきたこのホテルは、長期滞在者も多く、ホテル内を散策していると住民達が気軽に話しかけてくる。
次々登場する人々はとてもユニークで映画のシーンさながら 。
オススメのイベントなども教えてくれたり。
サービス云々より人々の温かさが忘れられない思い出になっています。
©Velvet(2012)licensed under CC BY-SA 3.0
ケララの優しさに触れる クルーズステイ
ヤシと水田に囲まれた穏やかな水路を貸切り船でゆったり進む。
船長と専属シェフ付。
乗船時には船長が大音量のBackstreet BoysをBGMにレイをかけて出迎えてくれるし、 地元の魚を使ったシェフのカレーはどこよりも美味しかったし、 途中船長の家に招いてくれるというサプライズまで。
自然と人の優しさに満ちていたよ。
大小様々な宿泊用の船「ハウスボート」