2017.04.19特集バックナンバー
go! go! まるごとマンゴー 「①いろいろな種類のマンゴー」
タイでは夏の到来とともに、マンゴーの美味しい季節が巡ってきましたね。市場も、スーパーのくだもの売り場も、レストランのデザートメニューも、この時期、バンコクの街中はマンゴー一色! 普段なにげなく歩いているソイの中にも、マンゴーの実がたわわになっています。 そこで今回はマンゴーの種類から、カフェ、スイーツ、お土産まで、いろいろご紹介していきたいと思います!
いろいろな種類のマンゴー
タイでよく食べられる代表的なマムアン(マンゴー)を紹介していきたいと思います。みどりのマンゴー
熟す前に食べるのが一般的1.レート แรด 小さな角が生えているように見えることからレート(タイ語でサイ)と呼ばれています。昔はよく家の庭に植えられていました。酸味が強めです。
2.キヤオサウォーイ เขียวเสวย 皮は濃い緑色で、先が尖った形が特徴です。シャキシャキした食感で、酸っぱいだけでなくほんのりと甘味も感じられる濃厚な味です。
3.バオ เบา 小さくて丸い形が特徴的で、大きいものでも5センチほどです。南タイで多く栽培されています。酸味が最も強く、食感はシャキシャキです。
4.ファーラン ฟ้าลั่น 繊維質が少なく滑らかな舌触りです。食感はシャキシャキで、熟れる寸前になるとナイフを軽く当てるだけでパカっと割れます。
みどりのマンゴーを使ったいろいろな料理
クルアン・チム・マムアン
ナンプラー・ワーン、ガピ・ワーン、プラーラー・ワーン、ナムプリック・ナムオイ、プリックブアイなど、生のマンゴーを薄くスライスしてさまざまなソースにディップして食べます。タム・マムアン
ソムタム(パパイヤサラダ)のマンゴーバージョン。細切りに削いだマンゴーで作るヤム・マムアン(サラダ)もあります。マムアン・ドーン
マンゴーを一口サイズに切って、塩とマナオで漬けたもの。独特の後味はクセが強く、日本人は苦手な人が多いかも。。。きいろのマンゴー
熟してから食べるのが一般的1.ナムドークマイ น้ำดอกไม้ ゴールデンマンゴーとも呼ばれ、熟すと美しい黄金色になります。しずくの形が特徴。果肉は繊維質がなくスムースな口当たりで、香りも高いです。
2.オクローン อกร่อง 小さめの卵型で、表面に桃のような溝があります(オクローンは胸の谷間という意味)。最も甘味が強く、ジューシーで、タイ人はこの品種が大好きです。
3.チョークアナン โชคอนันต์ 卵型で果肉には少しとげとげした繊維質があります。年に2回収穫でき、他の品種に比べて日持ちするのが特徴です。味はオクローンに似て甘味が強めです。
4.マハーチャノック มหาชนก 1990年に2種類のマンゴーをかけ合わせて開発された新しい品種です。象牙のように細長い形で熟すと薄桃色になります。ナムドークマイより甘味が控えめです。
きいろのマンゴーを使ったいろいろな料理
カオニヤオ・マムアン
生のマンゴーをココナッツミルクで炊いたもち米と一緒に、ココナッツミルクをかけて食べるタイの定番デザートです。マムアン・グワン
果肉を煮詰めたもの(水も砂糖も添加しない)を薄いシート状にして乾燥させた昔ながらのおやつです。マムアン・オップヘーン(ドライマンゴー)
マンゴーの収穫時期に食べきれないほど採れたものを乾燥させて作る保存食です。砂糖や塩、唐辛子をまぶして食べます。マンゴーと言っても、いろいろな種類がありますね!みなさんも是非いろんなマンゴーを食べてみて、お気に入りのものを見つけてみてください♪ 次回はマンゴー尽くしのカフェと、マンゴーを使ったスイーツをご紹介します。お楽しみに!