2018.05.3特集バックナンバー
エンポリアム、エムクオーティエのフードコート名店8店

駅近で、清潔で、クーラーが効いていて、しかも安くて、一人でも気軽に利用できるフードコート。意外と知られていませんが、超有名店が出店しているケースもあって、遠くの本店まで行かなくても、名店の看板メニューが味わえるんです。 今回は、エンポリアムのフードコート22店、エムクオーティエのフードコート18店の中から編集部が選んだ、ぜひ体験してほしい8店を紹介します。
クイッティアオ・ペット・テンラバム
創業37年、アヒル料理の名店
店名は“踊るアヒルラーメン”(英語表記はDancing Duck Noodle)。創業時は名もなき食堂でしたが、店主が調理する様子が踊っているようにリズミカルなことからこう呼ばれるようになったんだとか。こちらでは、タイで一般的に流通しているアヒルではなく、本場中国でよく食べられている品種を使用。アヒルの出汁がしっかり出ているスープは、透き通っていて、くどさを感じさせないすっきりとした味わいです。本店の常連さんたちのお目当てはアヒルのモツ料理で、脂をきれいに削ぎ落とした腸の煮物が特に人気だそう。昼時は近隣オフィスで働く日本人の利用も多く、日本語メニューも用意されています。
エムクオーティエ

本店




TEL:089-457-9722
住所:1222-3, Rama 4 Rd. 営業時間:7:00-17:00 休み:不定休
ロイヤル・インディア
インド料理の草分け的存在
タイで最も古いとされるインド料理専門店。62年前にパフラット(インド人街)にオープンした本店は、ローカルのインディアだけでなく、タイ人の美食家たちの間でも高く評価されてきました。現在3代目になるオーナーファミリーがタイに伝えたのは、ガラムマサラを多用する北インド料理のレシピ。鶏肉や羊肉、パニール(お店で手作りするフレッシュチーズ)などを芳醇なスパイスで煮込んだカレーと特製のナーンを一緒にいただきます。7卓だけの小さなレストランながら、昔の面影を残す趣たっぷりな佇まいも◎。本店を訪れる際は、本店でしか取り扱っていないインド菓子もぜひお試しを。
エンポリアム/エムクオーティエ

本店




TEL:02-221-6565
住所:392/1, Chakraphet Rd. 営業時間:10:30-21:30 休み:なし
ペーン・ポーチャナー
ミシュランガイドも認めた味
今から30年ほど前のこと、創業者のペーンさんがリヤカーでクイッティアオ・クアガイ(鶏肉と卵入りの米麺炒め)を売り歩くところから始まったお店。今では、娘さんが切り盛りするP.N.Y市場のお店と奥さんに任せているサートーン店のほか、暖簾分けしたお店がタイ各地に8店。エンポリアム店もその一つです。P.N.Y市場では、米麺の代わりにコンビニでも売っているおやつのTAROやタピオカを使った、ペーンさんのアイデアが光る変わり種メニューも楽しめます。化学調味料は不使用、作り置きせず注文が入るごとに1皿ずつ炒めるのが美味しさの秘訣と教えてくれました。
エンポリアム

本店





TEL:083-111-8080
住所:P.N.Y Market, Naret Rd. 営業時間:8:30-14:00 休み:土日祝
イアウフア・スキー
63年の歴史を重ねた味わい
1955年に中華街ヤオワラートで創業したタイスキ専門店。その後、サムヤーンに移転し、それからチュラ大の近くに移転したのが3年前。壁にはお店を訪れた有名人の写真がたくさん貼られ、店の歴史を物語っています。1階の大テーブルには小鍋がずらりと並び、一人でも気軽にしゃぶしゃぶOK。特製のタオヂアオ(豆味噌)に漬け込んだ牛肉とオーガニック卵を溶いて鍋に入れると、これが旨みたっぷりの出汁になり、箸が止まらない美味しさに。エビのつみれやワンタンも自家製で、牛肉は機械を使わず、職人の手でカットしています。タレは甘口と辛口があるので、子どもと一緒にどうぞ。
エンポリアム

本店




TEL:02-214-4558
住所:59, Suanluang Square, Rama 4 Rd. 営業時間:11:00-22:00 休み:なし
サワーン・フアランポーン
父のこだわりを受け継いだ一杯
50年ほど前、フアランポーン駅近くのソイ・サワーンで1杯1.5Bの屋台からスタートしたバミー屋さん。2年前にサムヤーン駅近くに移転した本店を娘さんが、フードコートのお店を息子さんが受け継いでいます。本店のバミー(中華麺)は手ごねで作る本格派。卵をたっぷり練り込んでいるので、もっちり柔らかい食感が特徴です。もちろん保存料などは入れず、毎日打ち立ての麺を使います。焼き豚は炭火で焼くので香ばしく、蟹は生きているうちに買うので新鮮そのもの。10時間煮込んだスープとともに、店主の愛情がこもった格別な1杯ができあがります。豪華な蟹の爪入りバミーもあり(サイズによって150B~350B)。
エンポリアム/エムクオーティエ

本店



TEL:02-236-1772
住所:264 Si Phraya Rd. 営業時間:17:00-23:00 休み:月
ロイヤル・ドラゴン/ドラゴン・エックス
迷子になりそうな巨大レストラン
BITECバンナーに隣接するシーフード中華レストラン。世界で最も広いレストランとして1992年にギネス認定されたこともある有名店です。中華風の建物が建ち並ぶ敷地は東京ドーム0.7個分の広さ、従業員数1000人、客席数は5000席にものぼり、ウェイターはローラースケートを履いて料理を運んで来てくれます。野外ステージもあり、ディナータイムには様々なショーも披露されるんだとか。生簀には生きたロブスターやシャコなど高級食材も揃っていますが、麺料理や点心など手頃な価格帯のメニューも豊富。エンポリアムとエムクオーティエのほか、ターミナル21などにも「Dragon X」の名前で出店しています。
エンポリアム/エムクオーティエ

本店



TEL:02-398-0038~41
住所:222 Bangna-Trad Rd. 営業時間:月-金11:00-14:00, 17:00-24:00, 土日11:00-24:00 休み:なし
スキー・ナンバーワン・オーデーン
脇役の具材まで完成度高し
50年以上前にセントルイス通りで創業したタイスキ専門店。22年前にラマ9世通り沿いに移転してからは、日本人学校に近いので、日本人のお客さんもよく訪れているそうです。築100年になるという一軒家の中は、純喫茶のようなボックス席スタイルで、昔ながらの電気鍋とともに懐かしさをそそります。常連さんたちの心をわし掴みにしているムーデーン(豚肉団子)は、舌の上でとろけるようなふわふわな食感がたまらない名脇役。そして、主役の牛肉は簡単にかみ切れるほど柔らかく、腐乳から作る特製ダレと相まって口いっぱいに旨みが広がります。雰囲気含め、ぜひ本店で味わってほしい一品です。
エムクオーティエ

本店




TEL:02-710-5634
住所:777 Rama 9 Rd. 営業時間:11:00-23:00 休み:なし
ナイウアン・イェンタフォー・サオチンチャー
旧市街ど真ん中の繁盛店
昔の趣が残るディンソー通りから1本入ったところにあるこぢんまりとした麺食堂。数々の老舗がひしめく下町グルメエリアの中でも、朝からお客さんでいっぱいの人気店です。昨年12月に創刊したミシュランガイド・バンコクでThe Plateに選ばれ、さらに知名度を上げました。看板メニューのイェンタフォーは、ほんのり酸味のあるピンク色のスープが特徴。そこに大きな揚げワンタンをはじめ、つみれ、ゲソ、豚肉の血を固めたものなど、具材がたっぷり入って食べ応え満点。40年前に父親が創業したお店の味を守り続け、今ではセントラルエンバシーやサヤームパラゴンのフードコートにも支店を構えています。
エムクオーティエ

本店




TEL:02-222-9701
住所:41 Soi Nawa, Tanao Rd. 営業時間:月-金9:00-21:00, 土日9:00-16:00 休み:毎月最終日曜
初心者のためのエンポリアム&エムクオーティエ フードコートGUIDE
行き方
【エンポリアム】

営業時間
エンポリアム、エムクオーティエともに10:00-22:00で無休です注文方法
フードコートはセルフサービスです。各店頭に掲示されたメニューを見て注文と支払いを済ませたら、料理ができあがるまでその場で待ちましょう。その間に、タレ類を自分で小鉢によそっておきます。料理ができたら、トレーに載せて自分で好きなテーブルに運びます。食べ終わった後の食器は返却不要で、テーブルの上に置いたまま帰ってOK!支払い方法
1.フードコート専用カード


