2019.06.24ワキサカコウジ
ワキサカコウジのなりゆき観光コラム「こんつわバンコック」 〜爬虫類に出会う~
ここはバンコク市民の憩いの場として有名な「ルンピニー公園」。しかし今回訪れた目的は憩いではなく、なんと爬虫類観察のためであります。というのも、ここには体長が最大2mを超えるという大トカゲ(ミズオオトカゲ)が多数生息しており、昼間から園内をぶらぶらしている姿が見られるそうなのです。親戚のおじさんもよく昼間から発泡酒を持って公園でぶらぶらしているので、どこか親近感が湧きますよね。そんなワケで世界的にも珍しい、都会のど真ん中で暮らす大トカゲ探しの巻!
って……いたよね、普通に大トカゲが。公園の大きな池の水辺であっさり発見したのです。ポケモンGO!の影響で、なんだかボールを投げつけたくなりますが、ここはぐっと我慢。大きさは1m強くらいで、まだ若い個体でしょうか。人慣れしているのか、カメラを向けても逃げる様子はありません。なんならグラビアモデルのように身体をひねり、こちらを見つめながら舌をペロペロと出すのです。初対面からそんなアピールをして貰えるなんて男冥利に尽きますね。せっかくなのでメスであれ、と思ったのですが、よく見れば舌が二股に割れているではありませんか。お付き合いするにはちょっと躊躇してしまうタイプです。たぶんビジュアル系が好きで、腕に不思議な赤い線もあるでしょうね。うん。
……などと紙幅を強引に埋めている場合ではなく、もっと大きな個体を探そうと散策していたら、すぐにまた発見。なにこの公園すごい。今度の大トカゲは全長2m近くはありそうな感じです。さすがに迫力がありますが、性格はさっきのグラビアモデルより臆病なようで、一歩近づくと一歩離れていきます。思春期の恋のようですね。知らんけど。
そしてその後もなんだかんだ10匹以上は見つけたのですが……実は大トカゲを見て騒いだり、写真を撮っているのは外国人ばかり。バンコクの人にとっては珍しくもないのでしょう。もし東京の公園にこんなに大きい爬虫類が「どうもこんつわ〜」なんつって出てきたらきっと大騒ぎですが、国が変われば常識も変わるものですね。ちなみに以前のルンピニー公園には大トカゲが400匹ほどいたそうですが、2016年に捕獲作戦が行われ、現在はかなり減ったのだとか。爬虫類がお好きな方は、さらに減る前に見に行っておいたほうが良いかもしれませんよ。特に興味のない方は、引き続きボーっとしていて大丈夫です。
って……いたよね、普通に大トカゲが。公園の大きな池の水辺であっさり発見したのです。ポケモンGO!の影響で、なんだかボールを投げつけたくなりますが、ここはぐっと我慢。大きさは1m強くらいで、まだ若い個体でしょうか。人慣れしているのか、カメラを向けても逃げる様子はありません。なんならグラビアモデルのように身体をひねり、こちらを見つめながら舌をペロペロと出すのです。初対面からそんなアピールをして貰えるなんて男冥利に尽きますね。せっかくなのでメスであれ、と思ったのですが、よく見れば舌が二股に割れているではありませんか。お付き合いするにはちょっと躊躇してしまうタイプです。たぶんビジュアル系が好きで、腕に不思議な赤い線もあるでしょうね。うん。
……などと紙幅を強引に埋めている場合ではなく、もっと大きな個体を探そうと散策していたら、すぐにまた発見。なにこの公園すごい。今度の大トカゲは全長2m近くはありそうな感じです。さすがに迫力がありますが、性格はさっきのグラビアモデルより臆病なようで、一歩近づくと一歩離れていきます。思春期の恋のようですね。知らんけど。
そしてその後もなんだかんだ10匹以上は見つけたのですが……実は大トカゲを見て騒いだり、写真を撮っているのは外国人ばかり。バンコクの人にとっては珍しくもないのでしょう。もし東京の公園にこんなに大きい爬虫類が「どうもこんつわ〜」なんつって出てきたらきっと大騒ぎですが、国が変われば常識も変わるものですね。ちなみに以前のルンピニー公園には大トカゲが400匹ほどいたそうですが、2016年に捕獲作戦が行われ、現在はかなり減ったのだとか。爬虫類がお好きな方は、さらに減る前に見に行っておいたほうが良いかもしれませんよ。特に興味のない方は、引き続きボーっとしていて大丈夫です。
ワキサカコウジ 武蔵野美術大学卒業後、イラストレーターとなり、各種媒体にて活躍。「週刊文春」「MEN’S CLUB」といった雑誌での挿絵連載の他に、近年では雑誌「an・an」でコラム連載を持つなど、執筆活動も行う。鳥を見るのが好き。 ワキサカコウジのブログはこちら