2019.10.17我が家のおすそわけレシピ
タイの食材でひと工夫
我が家のおすそわけレシピ vol.1
ひと通りの日本製品が手に入り、海外の都市の中でも暮らしやすいと言われるバンコク。
ですが、スーパーに並ぶ食材や調味料は日本と異なり、日本のレシピ本をそのまま使うこともできません。
タイに来て料理のレパートリーが減ってしまい、戸惑っている方も多いかと思います。
この連載では、タイで手に入る食材や調味料を活用してアレンジした家庭料理のレシピを紹介していきます。
バンコクで暮らす先輩たちは、どのような工夫で毎日の食卓を乗り切っているのでしょうか。
生活の知恵のおすそわけ、ぜひ今晩の献立に取り入れてみて下さい。
かおりさんがタイに来たのは20年ほど前のこと。
結婚して仕事を辞め、今は育児中心の生活を送っています。
2010年には、野菜ソムリエ協会のベジフルビューティーアドバイザーの資格を取得。
長男が野菜嫌いだったこともあり、タイの野菜に詳しくなって料理のレパートリーを増やしたいと思い、勉強を始めました。
資格を取得してから、よく使うようになったタイ野菜の一つが青パパイヤです。
炭水化物、脂質、タンパク質を代謝する酵素が多く含まれおり、タイではダイエット食材として知られています。
1本を使い切るために、手を変え、品を変え、工夫を重ねる中で、塩きんぴらが生まれました。
「子どもがごぼうを食べないので、パパイヤに代えてきんぴらを作ってみたら好評で。
子どもたち3人とも大好きなメニューです」(かおりさん)。
作り方は、和風だしと塩で炒めるだけ、といたって簡単。翌日には肉巻きにしてお弁当に入れるアレンジもききます。
家族の健康を第一に考えるようになって以来、調味料はできるだけ手作りするようになりました。
味噌や塩麹、醤油麹などの発酵食も家で作って常備。
塩麹は空芯菜のナムルを作る時に活躍します。
「空芯菜のナンプラー炒め(パックブンファイデーン)だと、子どもたちは臭いと言って食べませんが、ナムルにするとご飯に載せてたくさん食べますね。あと1品足りないな、という時にささっと作れるし、余れば常備菜として冷蔵庫にストックしておくことも」。
同じく、副菜として重宝するのがタイほうれん草の胡麻和えです。
タイほうれん草は、タイ語でパッコムと呼ばれ、日本のほうれん草に比べて葉っぱが小さく、茎が硬いのが特徴。
茎は茹でても柔らかくならないので、切り落として葉の部分だけを使います。
栄養価は日本のほうれん草より高いと言われ、育ち盛りの子どもたちにぜひ食べてほしい野菜です。
食物繊維が豊富なきのこがたっぷり入ったベジガパオは、ひき肉の代わりにFirmWhiteTofuという固い豆腐を使用。
これはパッタイに入っている黄色い豆腐の仲間です。
「白米に雑穀を混ぜて炊くとよりヘルシーに。女友達と家でランチ会をする時にも好評です」。
1 きのこのガパオ炒めライス
作り方
1.きのこ類はさっと洗ってキッチンペーパーで拭いて、小さめに切り分ける
2.豆腐はキッチンペーパーでしっかり水切りして、手でぼろぼろに潰す
3.フライパンに油をしいて、みじん切りにしたニンニクと三等分に斜めに切った唐辛子、2を入れて強火で炒める
4.豆腐に焼き色がつき、しっかり火が入ったら、ホーリーバジルと1を入れてきのこがしんなりするまで炒める
5.オイスターソースとナンプラーで味付けする
2 青パパイヤの塩きんぴら
材料
・青パパイヤ 200g
・人参 30g
・だし汁 30ml
・塩 適量
作り方
1.青パパイヤ、人参をせん切りにする
2.フライパンに油をしいて、1を炒める
3.だし汁を入れて絡めながら炒め、塩で味付けする
3 空芯菜の塩麹ナムル
材料
・空芯菜 1袋(約170g)
・a 塩麹 大さじ1/2
・b ごま油 大さじ1/2
・c 炒りごま 大さじ1/2
作り方
1.空芯菜は根っこから10~20cmくらいの太いところは切り落とし、上の部分をさっと茹でる
2.茹で上がったらしっかり水切りをして1~2cmに切る
3.abcをボウルに混ぜて和え衣を作っておき、2と和える
4 タイほうれん草の胡麻和え
ですが、スーパーに並ぶ食材や調味料は日本と異なり、日本のレシピ本をそのまま使うこともできません。
タイに来て料理のレパートリーが減ってしまい、戸惑っている方も多いかと思います。
この連載では、タイで手に入る食材や調味料を活用してアレンジした家庭料理のレシピを紹介していきます。
バンコクで暮らす先輩たちは、どのような工夫で毎日の食卓を乗り切っているのでしょうか。
生活の知恵のおすそわけ、ぜひ今晩の献立に取り入れてみて下さい。
かおりさんがタイに来たのは20年ほど前のこと。
結婚して仕事を辞め、今は育児中心の生活を送っています。
2010年には、野菜ソムリエ協会のベジフルビューティーアドバイザーの資格を取得。
長男が野菜嫌いだったこともあり、タイの野菜に詳しくなって料理のレパートリーを増やしたいと思い、勉強を始めました。
資格を取得してから、よく使うようになったタイ野菜の一つが青パパイヤです。
炭水化物、脂質、タンパク質を代謝する酵素が多く含まれおり、タイではダイエット食材として知られています。
1本を使い切るために、手を変え、品を変え、工夫を重ねる中で、塩きんぴらが生まれました。
「子どもがごぼうを食べないので、パパイヤに代えてきんぴらを作ってみたら好評で。
子どもたち3人とも大好きなメニューです」(かおりさん)。
作り方は、和風だしと塩で炒めるだけ、といたって簡単。翌日には肉巻きにしてお弁当に入れるアレンジもききます。
家族の健康を第一に考えるようになって以来、調味料はできるだけ手作りするようになりました。
味噌や塩麹、醤油麹などの発酵食も家で作って常備。
塩麹は空芯菜のナムルを作る時に活躍します。
「空芯菜のナンプラー炒め(パックブンファイデーン)だと、子どもたちは臭いと言って食べませんが、ナムルにするとご飯に載せてたくさん食べますね。あと1品足りないな、という時にささっと作れるし、余れば常備菜として冷蔵庫にストックしておくことも」。
同じく、副菜として重宝するのがタイほうれん草の胡麻和えです。
タイほうれん草は、タイ語でパッコムと呼ばれ、日本のほうれん草に比べて葉っぱが小さく、茎が硬いのが特徴。
茎は茹でても柔らかくならないので、切り落として葉の部分だけを使います。
栄養価は日本のほうれん草より高いと言われ、育ち盛りの子どもたちにぜひ食べてほしい野菜です。
食物繊維が豊富なきのこがたっぷり入ったベジガパオは、ひき肉の代わりにFirmWhiteTofuという固い豆腐を使用。
これはパッタイに入っている黄色い豆腐の仲間です。
「白米に雑穀を混ぜて炊くとよりヘルシーに。女友達と家でランチ会をする時にも好評です」。
1 きのこのガパオ炒めライス

材料
・ぶなしめじ 80g
・えのき 1袋
・エリンギ 1本
・硬い豆腐※ 100g
・ホーリーバジル 適量
・ニンニク 一片
・唐辛子 1本
・オイスターソース 大さじ2
・ナンプラー 大さじ2
・ご飯茶碗 1杯
・卵 1個(目玉焼き用)
・ぶなしめじ 80g
・えのき 1袋
・エリンギ 1本
・硬い豆腐※ 100g
・ホーリーバジル 適量
・ニンニク 一片
・唐辛子 1本
・オイスターソース 大さじ2
・ナンプラー 大さじ2
・ご飯茶碗 1杯
・卵 1個(目玉焼き用)
作り方
1.きのこ類はさっと洗ってキッチンペーパーで拭いて、小さめに切り分ける
2.豆腐はキッチンペーパーでしっかり水切りして、手でぼろぼろに潰す
3.フライパンに油をしいて、みじん切りにしたニンニクと三等分に斜めに切った唐辛子、2を入れて強火で炒める
4.豆腐に焼き色がつき、しっかり火が入ったら、ホーリーバジルと1を入れてきのこがしんなりするまで炒める
5.オイスターソースとナンプラーで味付けする
2 青パパイヤの塩きんぴら

・青パパイヤ 200g
・人参 30g
・だし汁 30ml
・塩 適量
作り方
1.青パパイヤ、人参をせん切りにする
2.フライパンに油をしいて、1を炒める
3.だし汁を入れて絡めながら炒め、塩で味付けする
3 空芯菜の塩麹ナムル

・空芯菜 1袋(約170g)
・a 塩麹 大さじ1/2
・b ごま油 大さじ1/2
・c 炒りごま 大さじ1/2
作り方
1.空芯菜は根っこから10~20cmくらいの太いところは切り落とし、上の部分をさっと茹でる
2.茹で上がったらしっかり水切りをして1~2cmに切る
3.abcをボウルに混ぜて和え衣を作っておき、2と和える
4 タイほうれん草の胡麻和え
