2020.07.16特集バックナンバー
コロナ禍を乗り越え強くなる4か月の 記録と アフター コロナに向けて
2020年3月21日土曜日、バンコクに緊張が走った。バンコク都より3月22日から4月12日まで、22日間の主だった26種の商業施設の一時閉鎖命令がでたのだ。限定的ではあるものの罰則を伴うロックダウンである。
これまでもSARS、クーデター、洪水、空港閉鎖などこの20年で数々の災害がバンコクを襲って来たが、今回の新型コロナウイルスによる長期間の営業停止、外出自粛は今までとは比べ物にならない危機的状況を余儀なくされている。
レストラン、美容院、マッサージ店、病院、薬局。その時、バンコクで店舗を経営する日本人たちはどのようにこの危機に立ち向かったのか。それぞれの対応策をイン タビューし、時系列にまとめて紹介する。
てっぺん 中国に続いてタイも影響が出ると感じ、過去のSARSなども含めた情報収集に明け暮れました。マスクやアルコールジェルを確保し、抗菌効果のある空気清浄機を発注。 朝一のスタッフの検温、手洗いや消毒の徹底に努めました。 at ease マッサージという業務上、濃厚接触を避けられないので、わりと事態を重く受け止めていました。セラピストの施術中のマスク着用はもともと義務だったので、それをレセプションなど他部署にも広げ、スタッフ全員の検温と手洗いを徹底。お客様への検温も他店に先駆けてスタートしました。 Boy/Rikyu 国籍関係なく海外からのお客様も多いことから、スタッフとお客様への感染予防を常に意識し、不安でした。アルコール除菌だけでは心もとなく、清掃業者に店内全体の消毒を依頼したりも。どこも品薄になりかけていたので、知り合いから布マスク、アルコール消毒液、ハンドジェルを多めに買いつけ備えていました。
Chico 3月上旬までは観光で来られたお客様もいましたが、中旬を境にガクッと減りました。例年であれば、中旬あたりは一時帰国のお土産を買いに来るお客様が多い時期なんですけどね。洗って使えるエコマスクの需要は高かったです。 酒の店 閉鎖命令が近いと聞き、すぐさまお弁当を始める用意をしました。個人店ですから上司への相談や決定を待つ必要もなく、そこは柔軟に。この頃2号店を閉め、ソンクランで帰省するスタッフには「帰省先で1か月くらい待機してて」と伝えたりも。 Sustaina 街のあらゆる場所に除菌アルコールが設置され、一日に何度も消毒していると、手指のかゆみや手荒れが気になるように。そこで、アロエやレモングラスを配合したアルコールジェルの生産販売を開始。その矢先、ロックダウンの情報が流れはじめた3月20日頃、当ショップの休業を案じた大勢のお客様がご来店。ここまで混雑した店内の光景を見るのは初めてでした。 てっぺん かねてより要望も多かったテイクアウトとデリバリーを本格始動。見て楽しい、開けて楽しい、食べて美味しいお弁当を、お客様の表情を想像しながら試作を続けました。 Sakura Cross Clinic 3月にはタイ保健省から「該当者は検査を実施するよう」通達がありました。呼吸器疾患のある方、37.5℃以上の発熱、14日以内に入国制限対象地域に滞在していた方などで、対象地域には日本も含まれていましたから、当院の患者様の多くは日本人ということで、タイ人従業員は深く注意を払っていました。またこの頃、感染疑いのある方とその他の方とを分けて診察できるよう、専用フロアを設け、検査が必要な方はチュラロンコーン大学病院への招待状を出しました。
Boy/Rikyu 3月21日15時に「明日から休業」と社長から連絡が入り、その日の閉店後はスタッフ全員を集めて休業後についてミーティング。4月後半まで入っていた予約の方のキャンセルや変更の対応にしばらく追われました。 Sakura Cross Clinic 当院はエンポリアム内にありますが、デパートが閉鎖しても医療機関なので開けていました。しかし、エレベーターに乗るためには施設で検温をパスしなければならず、熱がある方が病院に入れないというジレンマに陥りました。お断りするわけにもいきませんので、医師や看護師が階下まで出向き、下で診察する状況がしばらく続きました。 Chico 22日から営業時間を若干短縮し、カフェメニューのテイクアウトやデリバリーを開始。あとはFacebookやInstagramなどを利用したカフェメニューやマスクのデリバリーも。 ブレズ薬局 3月半ばを最後に、観光客から需要の高い商品のストックが動かなくなりました。薬局は休業要請の対象ではありませんが、自主的に営業時間を短くした店舗もあります。 てっぺん かなり厳しい今後も予想され、考えを巡らせた結果、このピンチはチャンスだろうと。なにしろ全員が初めて経験することばかりで、同じスタート地点ですよね。だったらやったことないことにチャレンジしよう、タイで一番わくわくするデリバリーを目指そう!と。最初は慣れないこともあり失敗続きでしたが(笑)。 酒の店 持ち帰り容器のスペースは限られているので、従来のランチをそのまま弁当化できるはずもなく、全部メニューを作り変えました。朝にやってみてダメなら一時間くらい反省して、午後にまたチャレンジ。うちは常連さんが多いので飽きさせないよう、やってる僕らも飽きずに進化させないといけませんから。
Sustaina ショップは営業時間を短縮して継続、レストランメニューは持ち帰りとデリバリーに切り替えました。家で過ごす時間が長くなるだろうと、レストラン特製の冷凍食品やお惣菜も種類を増やしたり、自社農園で栽培したハーブとエッセンシャルオイルを使ったハーバルバスソルトとバスパックの開発も急ぎました。
酒の店 政府の動きも含めた情報収集は、主にタイのローカルニュースとSNSで。2月の段階で「アルコールがなくなるよ」と近所の薬局が教えてくれたりもしたので、口コミも大事(笑)。 Sustaina もともと野菜やお弁当の宅配はしていましたが、需要増からデリバリーを日曜日にも拡大しました。 Boy/Rikyu 幸いにも関係者に感染した人はいませんでしたが、スタッフが暮らすコンドミニアムに感染者が出るなど身近に迫った感もありましたね。3月下旬からはプロダクト担当者を交えた必要最小限の人数で、オンライン販売の準備を進めました。
Sustaina しばらく日本に帰るからと、メンバー退会手続きの連絡もいくつかもらいました。 ブレズ薬局 もともと自社スタッフによるデリバリーサービスはありましたが、日用品を中心に利用者が増加しました。 at ease 周りの起業家仲間と情報交換しながら、いつまで続くか見通しが立たない、仮に収まったとしてもすぐに元の世界には戻らないだろうと話してました。とりあえずマスクの製造販売に注力し、オンライン販売を始めるとSNSで話題に。
てっぺん 持ち帰りとデリバリーメニューで留意したのは衛生管理です。食材の滅菌、温度管理、作って1時間以内の提供など。タイの風土では日本人は菌に弱かったりアレルギー反応が出やすいほか、体調面での不安も大きいんですね。さらに栄養バランスも加味しながらですから、もうオペレーション無視で採算度外視。正直言って赤字でした。 ブレズ薬局 夜間外出禁止に伴い一時閉鎖する店舗や営業時間一部変更の決定、それに関連するスタッフの異動など行いました。
Boy/Rikyu 幸いにも関係者に感染した人はいませんでしたが、スタッフが暮らすコンドミニアムに感染者が出るなど身近に迫った感もありましたね。3月下旬からはプロダクト 担当者を交えた必要最小限の人数で、オンライン販売の準備を進めました。 酒の店 最新ニュースを求めて多くの人がSNSをチェックする中で、当店を知ってくれた人も多かったようです。主にTwitterの影響力を感じました。
酒の店 公式LINE、Twitterなどを姉と2人で管理しながら、合間にもガンガン仕事の電話が入る。デリバリーの注文から到着までお客様とのやり取りも盛んで、携帯から離れられない日が続きました。 てっぺん お金は一時的に減ったけれど、見合わない他の事業はしない、これからもどんどん飲食に投資していこう、タイで一番喜んでもらえるグループになるぞと考え、苦しい時期をやり過ごしました。 Chico 自宅、店をベースにマスク宅配関連の作業をしていました。
Boy/Rikyu ここで新たなアクションを起こそうと、スタッフをグループLINEで繋げてオンラインデッサンをスタート。基本は絵を描くこと。ヘアスタイルだけに留まらず、歴史上の人物や、映画の一部、フォトグラファーの作品など、毎回テーマを設定して。テーマの人物や作品に興味が湧けば、自分で調べて知識を深めることも出来るので、勉強もしつつ、技術職なので仕事が出来ない期間に腕が鈍らないよう工夫しました。今も継続していますし、今後も続ける予定です。 at ease これまで習慣になかったのに、自宅で晩酌するように。普段と違うことをやっていたり考えなければいけないことも多く、わりと楽観的な方なのですが、深層心理ではストレスも大きかったのかもしれません。家にいたらいたで子供のオンライン授業を見たり、逆に普段より断然忙しかったですね(笑)。
酒の店 ここまで2か月ほぼ休みなく来ました。けれどLINEを通じたやり取りの中から、リピートと紹介の輪も広がりました。「タニヤの方には行ったことなくて」「お弁当やっと食べられました、おいしい」「お店がオープンしたら爆飲みしにいきます」そんな反応を見ているとスクンビットで暮らす人たちに届いた実感があって、嬉しかった ですね。 てっぺん テーブルの間隔を十分にとり、店内消毒と定期的な換気、従業員はマスクとフェイスシールドを着用を義務づけ、営業再開しました。騒動の初期に購入した空気清浄機も 活躍中です。 Boy/Rikyu 4月下旬から一日3時間ほど、主にアシスタント対象にスタートトレーニングをしながら、営業再開を待ちました。
これまでもSARS、クーデター、洪水、空港閉鎖などこの20年で数々の災害がバンコクを襲って来たが、今回の新型コロナウイルスによる長期間の営業停止、外出自粛は今までとは比べ物にならない危機的状況を余儀なくされている。
レストラン、美容院、マッサージ店、病院、薬局。その時、バンコクで店舗を経営する日本人たちはどのようにこの危機に立ち向かったのか。それぞれの対応策をイン タビューし、時系列にまとめて紹介する。
2月中旬
新型コロナウイルスが世界的に拡がりを見せ、マスク着用や手洗い、外出自粛の呼びかけがなされ、バンコクで暮らす人びとの間でも不安が広がり始めたてっぺん 中国に続いてタイも影響が出ると感じ、過去のSARSなども含めた情報収集に明け暮れました。マスクやアルコールジェルを確保し、抗菌効果のある空気清浄機を発注。 朝一のスタッフの検温、手洗いや消毒の徹底に努めました。 at ease マッサージという業務上、濃厚接触を避けられないので、わりと事態を重く受け止めていました。セラピストの施術中のマスク着用はもともと義務だったので、それをレセプションなど他部署にも広げ、スタッフ全員の検温と手洗いを徹底。お客様への検温も他店に先駆けてスタートしました。 Boy/Rikyu 国籍関係なく海外からのお客様も多いことから、スタッフとお客様への感染予防を常に意識し、不安でした。アルコール除菌だけでは心もとなく、清掃業者に店内全体の消毒を依頼したりも。どこも品薄になりかけていたので、知り合いから布マスク、アルコール消毒液、ハンドジェルを多めに買いつけ備えていました。
3月
at ease 2月の段階で「マッサージ以外の収入を」と考えました。巷でも品薄でしたし、タイ保健省からの打診もあり、3月に入ってマスクの製作販売に着手。すでに自社でハーバルボールなどの布製品を手がけてたこともあり、移行もスムーズだったと思います。息がしやすいよう裁断など試作を重ね、社員寮兼工場でセラピストを中心に40人体制で取り組みました。 ブレズ薬局 従業員の安全の確保を第一に、全員にマスクとシールドを支給、店内除菌の徹底に努めました。3月18日
バンコク都がマッサージ店、バー、映画館、フィットネスなどの一時閉鎖をアナウンス。ソンクラン休みの延期も決まりロックダウンの現実味が増したChico 3月上旬までは観光で来られたお客様もいましたが、中旬を境にガクッと減りました。例年であれば、中旬あたりは一時帰国のお土産を買いに来るお客様が多い時期なんですけどね。洗って使えるエコマスクの需要は高かったです。 酒の店 閉鎖命令が近いと聞き、すぐさまお弁当を始める用意をしました。個人店ですから上司への相談や決定を待つ必要もなく、そこは柔軟に。この頃2号店を閉め、ソンクランで帰省するスタッフには「帰省先で1か月くらい待機してて」と伝えたりも。 Sustaina 街のあらゆる場所に除菌アルコールが設置され、一日に何度も消毒していると、手指のかゆみや手荒れが気になるように。そこで、アロエやレモングラスを配合したアルコールジェルの生産販売を開始。その矢先、ロックダウンの情報が流れはじめた3月20日頃、当ショップの休業を案じた大勢のお客様がご来店。ここまで混雑した店内の光景を見るのは初めてでした。 てっぺん かねてより要望も多かったテイクアウトとデリバリーを本格始動。見て楽しい、開けて楽しい、食べて美味しいお弁当を、お客様の表情を想像しながら試作を続けました。 Sakura Cross Clinic 3月にはタイ保健省から「該当者は検査を実施するよう」通達がありました。呼吸器疾患のある方、37.5℃以上の発熱、14日以内に入国制限対象地域に滞在していた方などで、対象地域には日本も含まれていましたから、当院の患者様の多くは日本人ということで、タイ人従業員は深く注意を払っていました。またこの頃、感染疑いのある方とその他の方とを分けて診察できるよう、専用フロアを設け、検査が必要な方はチュラロンコーン大学病院への招待状を出しました。
3月22日
限定的なロックダウンの開始。3月22日から4月12日まで、美容院、ゴルフ場等26の施設の一時閉鎖命令。飲食店はホテル内を除き店内飲食が禁止となり持ち帰りと宅配のみに。デパートも不要不急の商品を扱う店舗は一時閉鎖となったBoy/Rikyu 3月21日15時に「明日から休業」と社長から連絡が入り、その日の閉店後はスタッフ全員を集めて休業後についてミーティング。4月後半まで入っていた予約の方のキャンセルや変更の対応にしばらく追われました。 Sakura Cross Clinic 当院はエンポリアム内にありますが、デパートが閉鎖しても医療機関なので開けていました。しかし、エレベーターに乗るためには施設で検温をパスしなければならず、熱がある方が病院に入れないというジレンマに陥りました。お断りするわけにもいきませんので、医師や看護師が階下まで出向き、下で診察する状況がしばらく続きました。 Chico 22日から営業時間を若干短縮し、カフェメニューのテイクアウトやデリバリーを開始。あとはFacebookやInstagramなどを利用したカフェメニューやマスクのデリバリーも。 ブレズ薬局 3月半ばを最後に、観光客から需要の高い商品のストックが動かなくなりました。薬局は休業要請の対象ではありませんが、自主的に営業時間を短くした店舗もあります。 てっぺん かなり厳しい今後も予想され、考えを巡らせた結果、このピンチはチャンスだろうと。なにしろ全員が初めて経験することばかりで、同じスタート地点ですよね。だったらやったことないことにチャレンジしよう、タイで一番わくわくするデリバリーを目指そう!と。最初は慣れないこともあり失敗続きでしたが(笑)。 酒の店 持ち帰り容器のスペースは限られているので、従来のランチをそのまま弁当化できるはずもなく、全部メニューを作り変えました。朝にやってみてダメなら一時間くらい反省して、午後にまたチャレンジ。うちは常連さんが多いので飽きさせないよう、やってる僕らも飽きずに進化させないといけませんから。
3月23日
バンコク都から外出自粛要請が出る。バンコクから他県への移動自粛、イベント開催の自粛、マスク着用、検温、アルコール消毒、ソーシャルディスタンスの確保の協力が要請されたSustaina ショップは営業時間を短縮して継続、レストランメニューは持ち帰りとデリバリーに切り替えました。家で過ごす時間が長くなるだろうと、レストラン特製の冷凍食品やお惣菜も種類を増やしたり、自社農園で栽培したハーブとエッセンシャルオイルを使ったハーバルバスソルトとバスパックの開発も急ぎました。
3月26日
タイ全土で非常事態宣言発令非常事態対策本部が設置され、閣僚の権限が首相へ移行される酒の店 政府の動きも含めた情報収集は、主にタイのローカルニュースとSNSで。2月の段階で「アルコールがなくなるよ」と近所の薬局が教えてくれたりもしたので、口コミも大事(笑)。 Sustaina もともと野菜やお弁当の宅配はしていましたが、需要増からデリバリーを日曜日にも拡大しました。 Boy/Rikyu 幸いにも関係者に感染した人はいませんでしたが、スタッフが暮らすコンドミニアムに感染者が出るなど身近に迫った感もありましたね。3月下旬からはプロダクト担当者を交えた必要最小限の人数で、オンライン販売の準備を進めました。
3月28日
さらに一時閉鎖の対象が増えて34施設に。公園やより多くの施設が利用不可にこの頃にはバンコクで暮らす駐妻と子どもの日本への一時帰国も増加したSustaina しばらく日本に帰るからと、メンバー退会手続きの連絡もいくつかもらいました。 ブレズ薬局 もともと自社スタッフによるデリバリーサービスはありましたが、日用品を中心に利用者が増加しました。 at ease 周りの起業家仲間と情報交換しながら、いつまで続くか見通しが立たない、仮に収まったとしてもすぐに元の世界には戻らないだろうと話してました。とりあえずマスクの製造販売に注力し、オンライン販売を始めるとSNSで話題に。
4月3日
この日よりタイ全土で22時から翌4時まで違反すると罰則を伴う夜間外出禁止にこれまでの外出自粛要請からさらなる行動制限強化へてっぺん 持ち帰りとデリバリーメニューで留意したのは衛生管理です。食材の滅菌、温度管理、作って1時間以内の提供など。タイの風土では日本人は菌に弱かったりアレルギー反応が出やすいほか、体調面での不安も大きいんですね。さらに栄養バランスも加味しながらですから、もうオペレーション無視で採算度外視。正直言って赤字でした。 ブレズ薬局 夜間外出禁止に伴い一時閉鎖する店舗や営業時間一部変更の決定、それに関連するスタッフの異動など行いました。
4月4日
タイ国へ向けた航空機の飛行禁止に当初は4月6日までの予定だったが、現時点で6月30日までの延長が決まっているBoy/Rikyu 幸いにも関係者に感染した人はいませんでしたが、スタッフが暮らすコンドミニアムに感染者が出るなど身近に迫った感もありましたね。3月下旬からはプロダクト 担当者を交えた必要最小限の人数で、オンライン販売の準備を進めました。 酒の店 最新ニュースを求めて多くの人がSNSをチェックする中で、当店を知ってくれた人も多かったようです。主にTwitterの影響力を感じました。
4月10日
酒類の販売が禁止に。当初4月20日までの予定が4月30日まで延長。その後5月31日まで延長となったが、5月3日一転解禁となった飲食店内での飲酒は引き続き禁止に酒の店 公式LINE、Twitterなどを姉と2人で管理しながら、合間にもガンガン仕事の電話が入る。デリバリーの注文から到着までお客様とのやり取りも盛んで、携帯から離れられない日が続きました。 てっぺん お金は一時的に減ったけれど、見合わない他の事業はしない、これからもどんどん飲食に投資していこう、タイで一番喜んでもらえるグループになるぞと考え、苦しい時期をやり過ごしました。 Chico 自宅、店をベースにマスク宅配関連の作業をしていました。
4月28日
非常事態宣言と夜間外出禁止令を5月31日まで延長Boy/Rikyu ここで新たなアクションを起こそうと、スタッフをグループLINEで繋げてオンラインデッサンをスタート。基本は絵を描くこと。ヘアスタイルだけに留まらず、歴史上の人物や、映画の一部、フォトグラファーの作品など、毎回テーマを設定して。テーマの人物や作品に興味が湧けば、自分で調べて知識を深めることも出来るので、勉強もしつつ、技術職なので仕事が出来ない期間に腕が鈍らないよう工夫しました。今も継続していますし、今後も続ける予定です。 at ease これまで習慣になかったのに、自宅で晩酌するように。普段と違うことをやっていたり考えなければいけないことも多く、わりと楽観的な方なのですが、深層心理ではストレスも大きかったのかもしれません。家にいたらいたで子供のオンライン授業を見たり、逆に普段より断然忙しかったですね(笑)。
5月3日
飲食店で店内飲食が可能に。美容院も限定的に営業を再開。酒類販売も再開。42日間に渡ったロックダウンを限定的に解除開始酒の店 ここまで2か月ほぼ休みなく来ました。けれどLINEを通じたやり取りの中から、リピートと紹介の輪も広がりました。「タニヤの方には行ったことなくて」「お弁当やっと食べられました、おいしい」「お店がオープンしたら爆飲みしにいきます」そんな反応を見ているとスクンビットで暮らす人たちに届いた実感があって、嬉しかった ですね。 てっぺん テーブルの間隔を十分にとり、店内消毒と定期的な換気、従業員はマスクとフェイスシールドを着用を義務づけ、営業再開しました。騒動の初期に購入した空気清浄機も 活躍中です。 Boy/Rikyu 4月下旬から一日3時間ほど、主にアシスタント対象にスタートトレーニングをしながら、営業再開を待ちました。