小さい子どもと一緒にお出かけする時に気になるのが、お店での食事のしやすさではないでしょうか。キッズチェアが用意されたキッズフレンドリーなお店なら、気兼ねなくお茶やランチを楽しめるはず。カフェ、イタリアン、タイ料理まで、全10軒を紹介します。

［プロンポン編］

バンコク・トレーディング・ ポスト

高級ブティックホテル「137Pillars」が手掛けるカフェダイニング。２階層分の天井高を有する店内は、自然光がたっぷり入る開放的な空間。大理石×ゴールド×ウッドを組み合わせたインテリアが上質でリラックスできる雰囲気を作り出しています。メニューはアジアンテイストを加えたフュージョン料理が揃い、食事利用もOK。特におすすめしたいのは自家製のスイーツプレートで、甘すぎず日本人好みのラインナップ。シグネチャーのヘーゼルナッツ・クロワッサンはこれを目当てに訪れるお客さんも多いという人気の一品だそう。朝７時からオープンしているので、早起きして出掛けてみては。

クルンサイアム

吹き抜けの天井が広くて気持ち良いタイ料理店。東京で12店舗を運営し、満を持して本場タイに初上陸！タイ人シェフが作る伝統的なタイの家庭料理は繊細でとても美しく、ランチセットは春巻きとスープが付いて150B～というリーズナブルさが魅力。子ども連れでも、女子会にも幅広く対応可能。チェンラーイ県のアボンズコーヒーやラミンティーや、ここでしか飲めないシグネチャーカクテルなど、こだわったドリンクも多数揃っています。清潔感ある落ち着いた空間で食べられる料理は格別です。

サウォーイ•シーフード

創業45年、バンコクに７店舗を構える。子どもから年配の方まで、幅広い世代に愛されているタイ料理レストランです。スクンビット通り•ソイ26にあるこちらはシーフードに特化した支店で、新鮮な海老、蟹、牡蠣などを思う存分堪能できるメニューが揃っています。タイシーフードの定番「プーパッポンカレー」から、プーケット産ロブスターの刺身まで、メニューは約100種類。キッチンはタイ料理と中華料理で分かれていて、それぞれ専門技術を持ったシェフが腕を振るいます。お客さんの約半数が日本人だそうで、日本語メニューも用意。カラオケルーム（日本語対応）もあるので、パーティーの会場にも活躍してくれそうです。

カフェチリ

タイの有名映画監督の奥さまがエムクオーティエに開いたお洒落なイサーン料理レストラン。オレンジカラーを基調としたモダンコンテンポラリーなインテリアの店内は、唐辛子モチーフのシーリングファンやポップな柄のかごで飾られ、遊び心が随所に溢れています。料理は、味がしっかりとしみ込んだムー・ワーン(豚角煮)や、トムヤムのハーブの香りをまとったオムレツなど、辛いのが苦手な方でも楽しめるメニューのほか、本場イサーンを思わせる激辛メニューまで充実しています。

ガラパプルック

39年前に小さなタイ料理屋さんを開いたのがはじまり。今では、スクンビット•ソイ39のほか、セントラルワールドとシーロムに支店を構えています。もともとオーナー女性が家族のために作っていた料理をそのままのレシピで提供。決して派手さはありませんが、丁寧に作られた温かい料理（もちろんMSG不使用）が並びます。野菜はロイヤルプロジェクトのものを使い、料理は作り置きしないとのこと。気兼ねなく一人ランチができるワンプレートメニューもあり、150B前後と価格も手頃。同店は昔から焼き菓子が有名で、テイクアウトも可能です。14名用と42名用の個室もあるので、バースデーパーティーなどにも重宝しそう。

［トンロー編］

ソレミオ

バンコク在住のイタリア人も太鼓判を押すトラットリア。日本村近くの一軒家に移転し、広く使いやすくなりました。イタリア人シェフ、アルネストさんのモットーは“正しい材料でつくる伝統の味”。だから、パスタもソースも一から自家製。無駄なものが一切入っていないから、子どもと一緒に安心して食べられます。注目は、290B、390B、490Bのセットランチ。お手頃価格も魅力ですが、前菜、パスタ、メインを幅広い選択肢からチョイスができ、何度行っても違うメニューを味わえるのがいいところ。友だちとシェアしていろいろ試すのもよさそうです。

ラ・ドッタ

美食の都ボローニャの名を冠したパスタ・バー。VesperやIl Fumo など、バンコクの人気店を仕掛けてきたオーナー夫妻が、シチリア出身のヘッドシェフを迎え、本場イタリアスタイルのハンドクラフト生パスタを提供します。人気のカルボナーラは、ベーコンの代わりに豚の頬肉から作るハムを使い、ペコリーノチーズと卵黄の濃厚なソースを絡めた一品。イタリア産の小麦粉を使い、毎朝お店で作るフレッシュなパスタは、アルデンテに仕上げられ、まさに芸術の域。このほか、オーガニックパスタやグルテンフリーのオプションもあり。カジュアルな雰囲気で職人技を堪能して

ブレインウェイク・ オーガニックス・トンロー

熟練のパン職人がつくる味わい深いパンが自慢のカフェ。「食べてきれいになるオーガニックな生き方」をコンセプトにしたチャヤマクロビプロデュースのランチメニューも見逃せません。ウッディでリラックスできる店内も◎

エルタペオ

エイトトンローの真向かいに位置するカジュアルなスペイン料理レストラン。マドリードにあるお店の姉妹店で、本場仕込みの味が楽しめます。ランチタイムにはセットランチ（280B）、ちょい飲みには日替りのピンチョス、しっかり食事したいときには大皿のパエリアまで、通し営業でいろんなシーンに対応。スペインワインもボトルリーズナブルな価格で揃います。甘すぎない自家製サングリアもぜひお試しを。店内はおしゃれなタイル使いが目を引くアンダルシア風のインテリアで、アットホームな雰囲気。友人や家族といろんな料理を少しずつシェアしながら、楽しい時間が過ごせそうです。

［サヤーム編］

クリントンストリート・ベイキングカンパニー

サヤームパラゴンG階のこちらはニューヨーク発祥、“最も美味しいパンケーキ”の称号を二度も受賞した大人気店。ふっかふかな生地の真ん中にナイフを入れれば焼きたての甘い香りが立ちのぼり、うっとり幸せ気分に。生地の実直な味わいに、中までたっぷり入ったブルーベリーの酸味。そこへあたたかいメープルバターの海が流れ込み、絶妙な塩気もプラス。三枚重ねのパンケーキもあっという間です。パンケーキ以外のフードメニューも充実しているので、ランチにも使えます。