2021.04.20我が家のおすそわけレシピ
タイの食材でひと工夫 我が家のおすそわけレシピ vol.10
タイで手に入る食材や調味料を活用してアレンジした家庭料理のレシピを紹介していきます。
バンコクで暮らす先輩たちは、どんな工夫で毎日の食卓を乗り切っているのでしょうか。
生活の知恵のおすそわけ、ぜひ今晩の献立に取り入れてみて下さい。
ニューヨークの創作系寿司レストランやホームパーティーの出張料理人として料理の腕を磨いてきたといういくさん。もともと語学留学のためアメリカに渡ったものの、料理が好きでやっぱり料理の道に導かれることに。寿司レストランで和食のいろはを学ぶ中で、特に興味を持ったのが〝盛り付け〟だと言います。華やかで、ニューヨーカーが思わず「wow!」と驚く寿司のアレンジなど、外国人が喜ぶ盛り付けを学んでいったそうです。その後、出張料理人に転身。ホームパーティー好きなニューヨーカーたちは、ゲストをもてなすために好みの出張料理人に声をかけて、自分のパーティーを彩るのです。いくさんはニューヨーカーの好みを観察しながら、パーティーで喜ばれる料理を身に着けていきました。 結婚してタイで暮らすことになり、タイで出産。お子さんが生まれてからは、ホームパーティーを開く機会も多くなり、再び料理の腕を振るうようになったと言います。「お酒を楽しめるお店では、子どもにとって味付けの濃いお料理が多いですし、自宅で友達と集まる方が気軽で楽しくて。子どものびのびできます」(いくさん)。 今回、教えてもらったのは、大人も子どもも喜ぶホームパーティー料理です。その象徴がコンソメゼリーのカノム・ヂーン添え。ハムで薔薇を形どったコンソメゼリーがテーブルを華やかに演出します。鮮やかな赤色は、ビーツで色付けしたもの。「食紅を使えば簡単ですが、ビーツの方が健康的で安心です」。エビのソテー濃厚トマトクリームソースは、仕上げに生クリームをかけると、それだけで見た目も味も本格派に。コブミカンの葉を使うのでタイ料理感が出ますが、苦手な方はローリエに替えてもOK。彼女自身、アレルギーがあるため添加物が苦手で、子どもが生まれてからはより一層オーガニックや無添加のものを手にとるようになったそう。 豚まんは、子どもも食べやすい味付けに。蒸し器で出すとテーブルが華やかになりますが、ない場合はフライパンでもOK。デザートは、買って失敗した!と思った酸っぱいいちごを上手にアレンジ。簡単なレシピなので子どもと一緒に作っても◎。可愛いパッケージに詰めればホームパーティーの手土産にもなります。 1. コンソメゼリーのカノム・ヂーン添え 材料 (3~4人分)
・水…400cc
・ハム…6枚
・ビーツ…1個
・固形チキンコンソメ…1/2個
・ゼラチン…大さじ1
・生クリーム(Cooking Cream) …100ml
・イタリアンシーズニングハーブ…少々
・塩(あれば岩塩)…小さじ1/2
・クレソン…適量
・カノム・ヂーン(またはそうめん)100g…茹でて氷水でしっかり洗ってしめる
・パプリカ赤…適量
・パプリカ黄…適量
作り方 1. 鍋に水、コンソメ、4分割したビーツを入れ沸騰させてスープを作る。火を止めて、ゼラチンをサラサラと振りながら入れ、すぐに混ぜる。溶けたらおいておく
2. まな板の上に半分に切ったハムを重ねて並べ、クルクル巻きつけて薔薇の形にしながらカップに入れる。ハムを押さえながら、1のコンソメスープを入れ、冷蔵庫で2時間冷やす
3. 生クリームにイタリアンシーズニングと塩を入れて混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく
4. ゼリーが固まったら、沸騰したお湯をカップの周りにかけて少し溶かし、お皿に載せておいておく(ゼリーが滑り出ます)
5. 3のソースをお皿へ垂らし、刻んだパプリカを散らして、カノム・ヂーンとクレソンを飾る
2. 豚まん 材料 ・無塩バター…40g
・湯…100cc
(a)
・薄力粉(オレンジと赤のパッケージ)…260g
・ドライイースト…9g
・ベーキングパウダー…9g
・砂糖…40g
・塩…2つまみ
豚まんの具
・豚ひき肉…120g
・玉ねぎ…1/2玉(みじん切り)
・ナンプラー…小さじ1
・創味シャンタン(またはコンソメ)…小さじ1
・オイスターソース…大さじ1
・ごま油…大さじ1
・ハチミツ(または砂糖)…小さじ2
・タピオカ粉…大さじ1
・片栗粉…大さじ1
・山椒…少々
・ナツメグ…少々
・塩胡椒…少々
・すりおろしニンニク…お好みで
作り方 1. バターをカップに入れ、湯100ccを入れて溶かす
2. ボウルにaを入れ、1を少しずつ混ぜながら捏ねる。耳たぶの柔らかさが目安(100ccは多い時があるので調節する)
3. 2倍に膨らむまで30分~1時間程度、1次発酵させる
4. 発酵を待つ間に、ボウルに豚まんの具を入れ、粘りが出るまで混ぜる。発酵が終わるまで冷蔵庫で寝かせる
5. 3の生地を丸め、包丁で8等分に
6. 生地を軽く広げ、真ん中は厚めに、端は薄く伸ばし、1/8量の具を載せる。生地の端と端を摘んでくっつけるのを繰り返して包む
7. クッキングシートを豚まんのサイズに合わせて切り、豚まんの底に貼る。蒸し器(セイロ)に入れ、中火で沸騰してから約17分蒸す
フライパンの場合: フライパンにごま油大さじ3をひき、豚まんを並べて火にかける。熱くなったら水150ccを回しかけ、すぐ蓋をして中火で約7分蒸し焼きする。蓋を開けてごま油を回し入れ、約3分カリッと焼く。 3. エビのソテー濃厚トマトクリームソース 材料 ・玉ねぎ(みじん切り)…半玉
・エビ…6尾
・牛薄切り肉…150g
・しめじ…1パック
・ニンニク…5片
・タピオカ粉…適量
・バター…20g×2
・生クリーム(Cooking Cream)…適量
・オリーブオイル…適量
(a)
・塩…小さじ2
・黒胡椒…少々
・タピオカ粉…適量
(b)
・トマト缶(カット)…1缶
・サワークリーム…50ml
・コブミカンの葉…5枚
・塩胡椒…適量
作り方 1. 牛肉にaをまぶす。鍋にオリーブオイルをひき、玉ねぎをキツネ色になるまで炒める。バター20gを入れ、しめじ、ニンニク、牛肉を炒める
2. 肉に少し火が通ったら、bを入れ、焦げないように底を混ぜながら約25分煮込む
3. エビの背ワタを取り、タピオカ粉をまぶして揉んでから水で洗う。水気をしっかり切り、背中に切り込みを入れ、塩胡椒して、タピオカ粉をまんべんなくまぶす
4. フライパンにバター20gを熱し、エビを炒めたら2を加えてサッと絡めてお皿に盛る。食べる時に生クリームをかける
4. 失敗いちごチョコ 材料 ・
・イチゴ…あるだけ
・チョコレート…適量
・スプリンクル…適量
・金箔…適量
作り方 1. チョコレートを包丁で刻み、ボウルに入れて湯煎にかける
2. チョコが溶けたら、いちごの葉を箸やトングで持ってディップし、スプリンクルや金箔でデコレーションする
3. クッキングシートを敷いたお皿にそっと載せて冷蔵庫で冷やして固める
バンコクで暮らす先輩たちは、どんな工夫で毎日の食卓を乗り切っているのでしょうか。
生活の知恵のおすそわけ、ぜひ今晩の献立に取り入れてみて下さい。
ニューヨークの創作系寿司レストランやホームパーティーの出張料理人として料理の腕を磨いてきたといういくさん。もともと語学留学のためアメリカに渡ったものの、料理が好きでやっぱり料理の道に導かれることに。寿司レストランで和食のいろはを学ぶ中で、特に興味を持ったのが〝盛り付け〟だと言います。華やかで、ニューヨーカーが思わず「wow!」と驚く寿司のアレンジなど、外国人が喜ぶ盛り付けを学んでいったそうです。その後、出張料理人に転身。ホームパーティー好きなニューヨーカーたちは、ゲストをもてなすために好みの出張料理人に声をかけて、自分のパーティーを彩るのです。いくさんはニューヨーカーの好みを観察しながら、パーティーで喜ばれる料理を身に着けていきました。 結婚してタイで暮らすことになり、タイで出産。お子さんが生まれてからは、ホームパーティーを開く機会も多くなり、再び料理の腕を振るうようになったと言います。「お酒を楽しめるお店では、子どもにとって味付けの濃いお料理が多いですし、自宅で友達と集まる方が気軽で楽しくて。子どものびのびできます」(いくさん)。 今回、教えてもらったのは、大人も子どもも喜ぶホームパーティー料理です。その象徴がコンソメゼリーのカノム・ヂーン添え。ハムで薔薇を形どったコンソメゼリーがテーブルを華やかに演出します。鮮やかな赤色は、ビーツで色付けしたもの。「食紅を使えば簡単ですが、ビーツの方が健康的で安心です」。エビのソテー濃厚トマトクリームソースは、仕上げに生クリームをかけると、それだけで見た目も味も本格派に。コブミカンの葉を使うのでタイ料理感が出ますが、苦手な方はローリエに替えてもOK。彼女自身、アレルギーがあるため添加物が苦手で、子どもが生まれてからはより一層オーガニックや無添加のものを手にとるようになったそう。 豚まんは、子どもも食べやすい味付けに。蒸し器で出すとテーブルが華やかになりますが、ない場合はフライパンでもOK。デザートは、買って失敗した!と思った酸っぱいいちごを上手にアレンジ。簡単なレシピなので子どもと一緒に作っても◎。可愛いパッケージに詰めればホームパーティーの手土産にもなります。 1. コンソメゼリーのカノム・ヂーン添え 材料 (3~4人分)
・水…400cc
・ハム…6枚
・ビーツ…1個
・固形チキンコンソメ…1/2個
・ゼラチン…大さじ1
・生クリーム(Cooking Cream) …100ml
・イタリアンシーズニングハーブ…少々
・塩(あれば岩塩)…小さじ1/2
・クレソン…適量
・カノム・ヂーン(またはそうめん)100g…茹でて氷水でしっかり洗ってしめる
・パプリカ赤…適量
・パプリカ黄…適量
作り方 1. 鍋に水、コンソメ、4分割したビーツを入れ沸騰させてスープを作る。火を止めて、ゼラチンをサラサラと振りながら入れ、すぐに混ぜる。溶けたらおいておく
2. まな板の上に半分に切ったハムを重ねて並べ、クルクル巻きつけて薔薇の形にしながらカップに入れる。ハムを押さえながら、1のコンソメスープを入れ、冷蔵庫で2時間冷やす
3. 生クリームにイタリアンシーズニングと塩を入れて混ぜ、冷蔵庫で冷やしておく
4. ゼリーが固まったら、沸騰したお湯をカップの周りにかけて少し溶かし、お皿に載せておいておく(ゼリーが滑り出ます)
5. 3のソースをお皿へ垂らし、刻んだパプリカを散らして、カノム・ヂーンとクレソンを飾る
2. 豚まん 材料 ・無塩バター…40g
・湯…100cc
(a)
・薄力粉(オレンジと赤のパッケージ)…260g
・ドライイースト…9g
・ベーキングパウダー…9g
・砂糖…40g
・塩…2つまみ
豚まんの具
・豚ひき肉…120g
・玉ねぎ…1/2玉(みじん切り)
・ナンプラー…小さじ1
・創味シャンタン(またはコンソメ)…小さじ1
・オイスターソース…大さじ1
・ごま油…大さじ1
・ハチミツ(または砂糖)…小さじ2
・タピオカ粉…大さじ1
・片栗粉…大さじ1
・山椒…少々
・ナツメグ…少々
・塩胡椒…少々
・すりおろしニンニク…お好みで
作り方 1. バターをカップに入れ、湯100ccを入れて溶かす
2. ボウルにaを入れ、1を少しずつ混ぜながら捏ねる。耳たぶの柔らかさが目安(100ccは多い時があるので調節する)
3. 2倍に膨らむまで30分~1時間程度、1次発酵させる
4. 発酵を待つ間に、ボウルに豚まんの具を入れ、粘りが出るまで混ぜる。発酵が終わるまで冷蔵庫で寝かせる
5. 3の生地を丸め、包丁で8等分に
6. 生地を軽く広げ、真ん中は厚めに、端は薄く伸ばし、1/8量の具を載せる。生地の端と端を摘んでくっつけるのを繰り返して包む
7. クッキングシートを豚まんのサイズに合わせて切り、豚まんの底に貼る。蒸し器(セイロ)に入れ、中火で沸騰してから約17分蒸す
フライパンの場合: フライパンにごま油大さじ3をひき、豚まんを並べて火にかける。熱くなったら水150ccを回しかけ、すぐ蓋をして中火で約7分蒸し焼きする。蓋を開けてごま油を回し入れ、約3分カリッと焼く。 3. エビのソテー濃厚トマトクリームソース 材料 ・玉ねぎ(みじん切り)…半玉
・エビ…6尾
・牛薄切り肉…150g
・しめじ…1パック
・ニンニク…5片
・タピオカ粉…適量
・バター…20g×2
・生クリーム(Cooking Cream)…適量
・オリーブオイル…適量
(a)
・塩…小さじ2
・黒胡椒…少々
・タピオカ粉…適量
(b)
・トマト缶(カット)…1缶
・サワークリーム…50ml
・コブミカンの葉…5枚
・塩胡椒…適量
作り方 1. 牛肉にaをまぶす。鍋にオリーブオイルをひき、玉ねぎをキツネ色になるまで炒める。バター20gを入れ、しめじ、ニンニク、牛肉を炒める
2. 肉に少し火が通ったら、bを入れ、焦げないように底を混ぜながら約25分煮込む
3. エビの背ワタを取り、タピオカ粉をまぶして揉んでから水で洗う。水気をしっかり切り、背中に切り込みを入れ、塩胡椒して、タピオカ粉をまんべんなくまぶす
4. フライパンにバター20gを熱し、エビを炒めたら2を加えてサッと絡めてお皿に盛る。食べる時に生クリームをかける
4. 失敗いちごチョコ 材料 ・
・イチゴ…あるだけ
・チョコレート…適量
・スプリンクル…適量
・金箔…適量
作り方 1. チョコレートを包丁で刻み、ボウルに入れて湯煎にかける
2. チョコが溶けたら、いちごの葉を箸やトングで持ってディップし、スプリンクルや金箔でデコレーションする
3. クッキングシートを敷いたお皿にそっと載せて冷蔵庫で冷やして固める