2019.11.15我が家のおすそわけレシピ
タイの食材でひと工夫我が家のおすそわけレシピ vol.2
タイで手に入る食材や調味料を活用してアレンジした家庭料理のレシピを紹介していきます。
バンコクで暮らす先輩たちは、どんな工夫で毎日の食卓を乗り切っているのでしょうか。
生活の知恵のおすそわけ、ぜひ今晩の献立に取り入れてみて下さい。
インドネシアで10年働いていたみずはさん。
創意工夫のなか和食を作っていた経験から、結婚して移り住んだタイは食材の宝庫だといいます。
一本の長ーい極細麺がぐるぐると巻かれた長寿麺。独特の強いコシがあり、和風、中華スープ、味噌汁にと、どんな味でも受け止める懐の大きさが魅力。黄色い方の麺は焼きそばにも使えます。子どもが通う 幼稚園で出会ったのが、この長寿麺で作るうどん。すっかり気に入った行動派のみずはさん、給食室に一週間ほど通いタイ人調理師か らさまざまなレシピを伝授してもらいました。
「市販のうどんや素麺をあまり好まない娘も、長寿麺ならよく食べるので常備しています。 手早く美味で、ひとりランチにも大活躍。飲んだ翌日にもいいですよ」
また、「卵と一緒に炒めてもおいしいよ、とタイ人お母さんから教わって」食卓に取り入れたのが、ヤサイカラスウリの葉(パックタムルン)。
くさみや苦みもなく、炒め物、スープと幅広く利用できる優れもの。茎は食感がよくないので、葉だけをちぎって使います。
⇓クセがなくいろんな料理に使えるタムルン。葉だけを使います。
食材、特に野菜は地のものを積極的に使うみずはさんも、タイ産の大根はちょっと苦手。そんな時は、みずみずしく味も染みこみやすい冬瓜の出番です。クセがないから、煮物に サラダに味噌汁にと、大根より味よく仕上 がることもしばしば。タイの薄口醤油(シー ユーカーオ)や、ヤシ砂糖(ナムターンビープ)は和食に使っても優しい味わいに。タピオカ粉はとろみをつける時に重宝します。
薄い緑色のものが一般的で、白や薄紫もあるタイの長茄子。日本の茄子より皮が柔らかいのが特徴です。「母が日本でよく作ってくれたのがこのマリネ。加熱でトロトロになるタイ茄子の方が、よりしっくりなじむ気もします。温かいうちでも冷やして食べてもおいしい!」とのことで、日持ちするはずが、瞬く間になくなってしまうのが玉に瑕なんだとか。
あっさり上品な和スイーツになかなか出会えないタイ。ふるふると柔らかいわらび餅はなんだか難しそうですが、実は鍋一つで混ぜて冷やすだけ、と思い立ったらすぐにできるお手軽メニュー。「作り方はとっても簡単。はじめから終わりまで弱火をキープすること。あとはひたすら無心で練ること(笑)。団子 状にまるめる時は片手でスプーン、もう片手はれんげにするのがポイント。粘り気のある生地がうんと扱いやすくなります。タピオカ粉はサスティナで買えるものが仕上がりもよくお気に入りです」。
幼稚園のお友達や、ホームステイに来たタイ人高校生も大絶賛の お墨付き。出来立ての味は格別です。 1 長寿麺で作るうどん
2 タイ茄子の焼きマリネ
材料
タイ長茄子
(マクアヤーオ)1本
・オリーブオイル 適量
・生姜千切り ひとかけ
・めんつゆ、ポン酢、中華風など好きな漬けダレ
作り方 1.茄子はへたを落とし、好きな大きさにカット。皮に浅く格子状に切れ目を入れる
2. 多めのオリーブオイルで茄子を柔らかくなるまで弱火で両面焼く
3. 保存容器に移し、生姜の千切りを散らし、熱いうちに漬けダレを上からかける
3 冬瓜と干し海老の煮物
材料
・冬瓜 1/2本
・干しエビ ひとつかみ
・干ししいたけ 4~5枚
・ヤシ砂糖 大さじ1
・タイ薄口醤油(シーユーカーオ) 大さじ1
・だし汁 500ml
・生姜薄切り 3枚
・タピオカ粉 適量
作り方 1. 冬瓜は種とワタを取り除き、皮をむく。5分ほど下茹でする
2. 干しエビと干ししいたけの戻し汁に生姜薄切りとだし汁をあわせて煮立たせ、砂糖と醤油で味をととのえる
3. 冬瓜、干しエビ、干ししいたけを入れ、弱火で15~20分煮る
4. 水溶きタピオカ粉を加えてとろみをつけ、火を止める
4 タピオカ粉で作るわらび餅
バンコクで暮らす先輩たちは、どんな工夫で毎日の食卓を乗り切っているのでしょうか。
生活の知恵のおすそわけ、ぜひ今晩の献立に取り入れてみて下さい。
インドネシアで10年働いていたみずはさん。
創意工夫のなか和食を作っていた経験から、結婚して移り住んだタイは食材の宝庫だといいます。
一本の長ーい極細麺がぐるぐると巻かれた長寿麺。独特の強いコシがあり、和風、中華スープ、味噌汁にと、どんな味でも受け止める懐の大きさが魅力。黄色い方の麺は焼きそばにも使えます。子どもが通う 幼稚園で出会ったのが、この長寿麺で作るうどん。すっかり気に入った行動派のみずはさん、給食室に一週間ほど通いタイ人調理師か らさまざまなレシピを伝授してもらいました。
「市販のうどんや素麺をあまり好まない娘も、長寿麺ならよく食べるので常備しています。 手早く美味で、ひとりランチにも大活躍。飲んだ翌日にもいいですよ」
また、「卵と一緒に炒めてもおいしいよ、とタイ人お母さんから教わって」食卓に取り入れたのが、ヤサイカラスウリの葉(パックタムルン)。
くさみや苦みもなく、炒め物、スープと幅広く利用できる優れもの。茎は食感がよくないので、葉だけをちぎって使います。
⇓クセがなくいろんな料理に使えるタムルン。葉だけを使います。
食材、特に野菜は地のものを積極的に使うみずはさんも、タイ産の大根はちょっと苦手。そんな時は、みずみずしく味も染みこみやすい冬瓜の出番です。クセがないから、煮物に サラダに味噌汁にと、大根より味よく仕上 がることもしばしば。タイの薄口醤油(シー ユーカーオ)や、ヤシ砂糖(ナムターンビープ)は和食に使っても優しい味わいに。タピオカ粉はとろみをつける時に重宝します。
薄い緑色のものが一般的で、白や薄紫もあるタイの長茄子。日本の茄子より皮が柔らかいのが特徴です。「母が日本でよく作ってくれたのがこのマリネ。加熱でトロトロになるタイ茄子の方が、よりしっくりなじむ気もします。温かいうちでも冷やして食べてもおいしい!」とのことで、日持ちするはずが、瞬く間になくなってしまうのが玉に瑕なんだとか。
あっさり上品な和スイーツになかなか出会えないタイ。ふるふると柔らかいわらび餅はなんだか難しそうですが、実は鍋一つで混ぜて冷やすだけ、と思い立ったらすぐにできるお手軽メニュー。「作り方はとっても簡単。はじめから終わりまで弱火をキープすること。あとはひたすら無心で練ること(笑)。団子 状にまるめる時は片手でスプーン、もう片手はれんげにするのがポイント。粘り気のある生地がうんと扱いやすくなります。タピオカ粉はサスティナで買えるものが仕上がりもよくお気に入りです」。
幼稚園のお友達や、ホームステイに来たタイ人高校生も大絶賛の お墨付き。出来立ての味は格別です。 1 長寿麺で作るうどん


(マクアヤーオ)1本
・オリーブオイル 適量
・生姜千切り ひとかけ
・めんつゆ、ポン酢、中華風など好きな漬けダレ
作り方 1.茄子はへたを落とし、好きな大きさにカット。皮に浅く格子状に切れ目を入れる
2. 多めのオリーブオイルで茄子を柔らかくなるまで弱火で両面焼く
3. 保存容器に移し、生姜の千切りを散らし、熱いうちに漬けダレを上からかける
3 冬瓜と干し海老の煮物

・干しエビ ひとつかみ
・干ししいたけ 4~5枚
・ヤシ砂糖 大さじ1
・タイ薄口醤油(シーユーカーオ) 大さじ1
・だし汁 500ml
・生姜薄切り 3枚
・タピオカ粉 適量
作り方 1. 冬瓜は種とワタを取り除き、皮をむく。5分ほど下茹でする
2. 干しエビと干ししいたけの戻し汁に生姜薄切りとだし汁をあわせて煮立たせ、砂糖と醤油で味をととのえる
3. 冬瓜、干しエビ、干ししいたけを入れ、弱火で15~20分煮る
4. 水溶きタピオカ粉を加えてとろみをつけ、火を止める
4 タピオカ粉で作るわらび餅
