ラーマ1世によってバンコクが建都されたのは、仏暦2325年4月21日。この日はホーラサートという占いによって決められました。歴代の王や政治家だけではありません。結婚するとき、家を建てるとき、仕事を辞めるときなど、タイの人々は折に触れて身近な占い師に相談するのだそうです。占い師は、タイ語でモードゥー(หมอดู)。直訳すると“見る医者”という意味です。彼らにはどんな未来が見えているのか?フリコピ読者の運勢も占ってもらいました。
タイの占い12タイプ
占い大国タイには数えきれないくらい多くの種類の占いがあります。今回は、ポピュラーなものから一風変わったものまで12種類を紹介したいと思います!皆さんはいくつ知っていますか?
ホーラサート
タイで最も古いと言われる占星術です。古くは都市計画にも用いられていました。生年月日や生まれた時間を元に、丸い円の中に数字を書き込んで占うもので、複雑で習得は非常に難しいとされています。
7つの数字占い
タイで最もポピュラーな占いです。生年月日を元に、7列×4段の数式を書いて占います。特別な道具を必要とせず、指の関節を使って数えます。ホーラサートと組み合わせて占うこともあります。
タロットカード占い
ジプシーカードと呼ばれる西洋のタロットカードを使い、最長で1年先の未来を占うことができるとされています。タロットカードとホーラサートを組み合わせて占うタイ方式もあります。
夢占い
夢に現れた内容から近い未来に起こることを導き出します。老若男女問わず広く信じられています。夢占いに関する数多くの書籍が販売されており、本やWEBで自分で調べるのが一般的です。
車占い
車のナンバープレートの番号で占います。車の色によって良い番号は変わるので、車を買った後に占います。バックミラーの上の天井に安全祈願のお守りを描く日取りも決めてもらいます。
携帯番号占い
ビジネスマンや経営者に人気の占いです。携帯番号がネットワークやコネクション作りに良い番号か、商売に向いている番号かを占います。自分のラッキーナンバーが入っているかを調べることも出来ますよ。
国民番号占い
タイ国民全員が持っているIDカードの番号で、性格や適職を占います。若者に人気です。占い師に見てもらうか、WEBで簡単に調べることもできます。ちなみに、ID番号を変えることはできません。。。
線香占い
いろんな色の線香を10本くらい入れた筒から1本の線香を抜いてその色で占います。相談したいことや聞きたいことがある時にこの占い師を訪ねます。路上に机を出している占い師もたくさんいます。
卵占い
昔からある占い方法です。相談者にニワトリの生卵を握らせてから、占い師が卵を割り落として、白身と黄身の形や色を見て占います。占い師は田舎に多く、バンコクで探すのは難しいです・・・。
鶏の骨占い
タイの山岳民族の間で見られる占いです。器に10本ほどの鶏の骨を入れて振ってから逆さまにして蓋をするように置き、骨の並び方(骨が重なっていたり離れていたり)を見て占います。
風水
家やビルを建てる際に、土地や建物の間取図を見て占います。ドアや窓の位置、階段の段数などを決めます。タイの家に必ずある小さな祠をどの方角に置くかもこの占い師に見てもらいます。
人相占い
中華系タイ人が好む占いで、顔相からその人の性格や運勢の良し悪しを読み取ります。占いの結果によって、ほくろをとったり、目や鼻の整形手術をする人もいます!
以上タイの占い12タイプをご紹介しました。いかがでしたか?日本では見かけない占いがたくさんありましたね!皆さんも気になるものがあったら、占ってもらってみてはいかがですか?次回はタイで信じられている運気が上がること、下がること9つをご紹介します。お楽しみに!