2019.08.26特集バックナンバー
バンコクの中華街(ヤオワラート )食べ歩きガイド
バンコク最大の中華街、ヤオワラート。
ネオンが灯り、観光客が続々と訪れ、街が最も活気に溢れるのは夕方から夜にかけてですが、話題のお店をめぐるなら、人が少ない昼間がおすすめ。
カフェめぐりや街歩きをゆっくり楽しむのには最高です。
バンコクきってのグルメ街を思う存分味わってみて。
※バンコクの中華街は慣習的に「ヤワラート」とも表記されますが、と暮らすでは原音に近い「ヤオワラート」と表記します
ネオンが灯り、観光客が続々と訪れ、街が最も活気に溢れるのは夕方から夜にかけてですが、話題のお店をめぐるなら、人が少ない昼間がおすすめ。
カフェめぐりや街歩きをゆっくり楽しむのには最高です。
バンコクきってのグルメ街を思う存分味わってみて。
※バンコクの中華街は慣習的に「ヤワラート」とも表記されますが、と暮らすでは原音に近い「ヤオワラート」と表記します
【目次】
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1. 喫茶&甘味処
2. 参拝
3. 老舗
4. 酒場
5. 中華街 MAP
喫茶&甘味処
おしゃれなカフェは目的地になる!
ヤオワラート通りを中心に、タイと中国のカルチャーが混じり合う中華街。ここ数年、感度の高いカフェが次々とオープンしています。街に繰り出す前に、まずはお茶でも。Aoon Pottery ウン・ポタリー
工房併設のほっこりカフェ
中華街のメインエリアから外れ、お寺や住宅が立ち並ぶ静かな通りに小さな看板を掲げるこちらのお店。1階がカフェ、2階セラミックの工房で、職人さんたちがろくろを回す姿などを自由に見学することができます。カフェでは、ここで作られたオリジナルの陶器でスイーツや飲み物を提供。店名の「ウン」はタイ語で「温かい」という意味で、その名の通り、中華街にいることを忘れてしまいそうな居心地の良い空間です。工房には火入れを待つ器が所狭しと並んでいます アマレット入りのビターなココア(80B)とミックスベリーチーズパイ(100B)
SHOP DATA
TEL:089-447-7161
営業時間:11:00-19:00
定休日:木金
Ba Hao Tian Mi バーハオ・ティアンミー
とろけるプリンにみんな夢中
後ほど紹介するバー「Ba Hao」の姉妹店として2019年5月にオープン。「Ba Hao」で毎日売り切れるほど人気のデザートに特化したお店で、メニューは5種類のプリンと揚げパン、ドリンクのみ。ひんやりと甘い自家製プリンが街歩きの疲れを和らげてくれます。22時半まで営業しているので、夜カフェ使いもOK。昔の中国建築を模した丸い入り口が目印です。 濃厚なソイミルクで作るゴジベリープリン(108 B)SHOP DATA
TEL:097-995-4543
営業時間:11:30-22:30
定休日:なし
Jing Jing Ice Cream 真真アイスクリーム
ビターなアイスでクールダウン
店頭のショーケースには自家製アイスクリームがずらり。着色料・香料不使用、甘さ控えめで、素材の味を活かしたフレーバーが種類豊富に揃います。なかでも、ウォッカやカルーアミルクなどアルコール入りの大人なアイスが人気。月替わりで、シラチャーソース味やマギーソース味などタイのフレーバーが登場することも!左隣のジェー(菜食)のお店も気になります。ブルーベリーヨーグルト(50B)とIPAビール&マンゴー(80B) SHOP DATA
TEL:081-974-1929
営業時間:日月9:29-17:00/水-土9:29-19:29
定休日:火
Lhong Tou ロントウ
お粥が人気の飲茶カフェ
朝から中華街へ繰り出すならまずこちらで朝食を。2018年にオープンするやいなや人気に火が付き、土日は入店待ちの列ができていることも。ここを訪れるほとんどの人が注文するのが「中華粥セット」で、腸詰めや塩漬け卵、漬物など、日替わりで8種の小鉢が付いています。ドリンクメニューも充実していて、8種の花をブレンドしたハーブティーがおすすめ。中華粥セット(129 B)は終日オーダーできます SHOP DATA
TEL:085-824-6934
営業時間:8:00-22:00
定休日:なし
Double Dogs Tea Room ダブルドッグ・ティールーム
中国茶がよりどりみどり
オーナー兼ティーマスターが厳選した中国茶を扱う喫茶店。数十年前のある日、「お茶と恋に落ちて」以来、中国各地を旅してさまざまな種類のお茶を収集。「お茶の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい」と始めたお店で、オーナーさんの中国茶愛が詰まっています。工夫茶器でお湯を継ぎ足しながら、時間を気にせずゆっくりとどうぞ。水仙(240B)は日本で黒烏龍茶と呼ばれているもの。脂っこいものを食べた後はこれ! SHOP DATA
TEL:086-329-3075
営業時間:火-木13:00-21:00/金-日13:00-22:00
定休日:月
Woodbrook /Barbon ウッドブルック / バーボン
リバービューの穴場スポット
チャオプラヤー川と並行して走るヤオワラート通り。通りから川までわずか徒歩5分の距離だということは意外と知られていないかもしれません。2018年にオープンしたゲストハウス「Ur by」には、川風が通り抜ける気持ちの良いテラスがあり、昼間はカフェ、夜はバーとして一般客にも開放されています。オーナーさんは建築家でLhong1919を手掛けるなど、古い建物のリノベーションが得意。こちらのゲストハウスも築100年ほどのタウンハウスがセンスよく改修されています。昼はワット・アルンやバンコクで最も背の高いマハナコンの姿を眺めながら
夜はライトアップしたディナークルーズ船が行き交うのを見下ろしながら
SHOP DATA
TEL:095-596-2384
営業時間:Woodbrook10:00-19:00/Barbon17:00-24:00
定休日:Woodbrookなし/Barbon月
Wallflowers ウォールフラワーズ
花と緑に囲まれてティータイム
古い商店をリノベートしたグラウハウス風のカフェ。中に入ると、周辺のローカルな雰囲気からはとても想像できない洗練された空間が広がっています。1階には花屋「Oneday Wallflowers」、2階にカフェが同居。「花と木とともに暮らしたい」というオーナーさんのこだわりが詰まった店内は、自然光がたっぷりと降り注ぎ、生き生きとした花と緑で溢れています。 甘さ控えめのキャロットケーキ(150 B)とラテ(130 B)SHOP DATA
TEL:090-993-8653
営業時間:11:00-19:00
定休日:なし
参拝
中華街の二大パワースポットへ
食べ歩きは一休みして、観光スポットへと足を延ばしてみましょう。古くから中華系の人々の厚い信仰を集めてきたこの2つの寺院。
100mほどしか離れてないので、まとめてお参りして運気UP!
ワット・マンゴン・ガマラーワート(龍蓮寺)
「お参りすると願い事が叶う」と言われ、中華系タイ人に限らず多くの参拝客が訪れています。厄除けのお寺としても有名で、専用のお供え物を捧げる人々の姿も。ピンクのチュールをかぶったシュールな黄金像が厄除けの神様です。タイの暦では、2019年はへび年、いのしし年、さる年、トラ年生まれが厄年だとか。すぐ近くにMRTの新駅ができて、アクセスしやすくなりました。サーンヂャオ・レン・ブアイ・イーヤ (龍尾廟)
ヤオワラート通りとヂャルンクルン通りを結ぶタラート・マイ(新市場)の中にある道教寺院。風水でこの場所が選ばれたそうで、境内には竜や虎も配置され、いかにも運気が上がりそうなスポットです。赤い布に名前を書いて、机の足に巻くことで、神様に願いを届けるというのがここでの習わし。商売繁盛や交通安全の祈願に訪れる人が絶えません。老舗
並んでも食べたい!絶品ストリートフード
中華街には安くて美味しいものが目白押し。高級店じゃなくても、代々何十年と続く“名店”と呼ぶべきお店が多数あります。さあ、地元の人々で賑わう屋台や食堂に並んでみましょう。ซาลาเปาไต้แป๊ะ サラパオ・タイペ
創業81年の肉まんとシュウマイのお店。祖父から受け継いだ昔ながらのレシピで作るカイケム(塩漬け卵)入りの肉まんが人気です。皮は1日寝かせることで甘い香りとしっとり感が出せるのだとか。\1個 22 B/
คั้นกี่น้ำเต้าทอง カンギー・ナムタオトーン
118年もの歴史を誇るティースタンド。24種類の生薬を煎じた黒いお茶は驚くほど苦い!けれど、体の陰陽のバランスを整えてくれるそう。日を浴びて熱くなった体を冷ます効果も。\10 B/
Sweet Time スイートタイム
日が暮れ始めると、どこからともなく現れる屋台の数々。こちらは中華デザートの有名店で、20種類以上のメニューを用意。温かいデザートと冷たいデザートがあるのでその日の気分で。\タプティムグロープ 30 B/
ก๋วยจั๊บอ้วนโภชนา クエイヂャップ・ウアン・ポーチャナ
古ぼけた映画館の1階に構える食堂。胡椒をたっぷりきかせたスープに、カリカリに揚げた豚肉とモチモチの麺がよく合います。豚のモツも新鮮で臭みなし。ミシュランガイドに2年連続掲載。\卵入り 60 B/
เล่าตั๊ง ห่านพะโล้ ラオタン・ハーンパロー
タイでは珍しいガチョウ料理の専門店。ガチョウは潮州料理の代表格で、鴨肉と似てあっさり、且つ旨味がぎゅっと詰まっています。スパイスと一緒に1時間半じっくり煮込んでおり、煮汁も美味。\100 B/
อี้บะกุ๊ดเต๋ イー・バクテー
店の外まで漂う漢方スープの良い香り。こちらは中華系マレーシアスタイルのバクテー(肉骨茶)食堂。前日から7~8時間かけて煮込んだ10種のスパイスと黒醤油のスープは、滋養強壮にも◎。\2人前 240 B パートンコー 15 B/
สิงคโปร์ โภชนา シンガポール・ポーチャナー
創業60年超、ロートチョーン・シンガポールと呼ばれるスイーツの元祖と言われています。パンダンリーフで色付けしたゼリーはつるんとした喉ごしで、暑い日にぴったり。\25 B/
ฉั่งแปะ チャンペ
龍尾廟の入口に構えるジューススタンド。杏仁茶と呼ばれる白いジュースが有名なほか、こぶみかんジュースや梅ジュースなど、飲みきりサイズのジュースがずらり。\生姜ジュース 20 B/
酒場
中華街の夜はバーで一杯飲んで〆る
夜の中華街の楽しみ方、それはバーホッピング!わずか130 mほどのソイ・ナーナーには、8軒ものバーがひしめき合っています。夜風に当たりつつ、こだわりのカクテル と心地良い音楽に酔いしれて。Tep Bar テープバー
ソイ・ナーナーから小道を入った先にある隠れ家バー。タイの伝統楽器のライブミュージックが楽しめる数少ないスポットで、日本から友人が来た時に連れて行くのにも喜ばれそう。タイならではのヤードーン(自家製の薬草酒)もマストトライ!座敷席もあるので、お酒片手にタイ料理をつまみながらゆっくり過ごすこともできます。演奏は毎日20時から。この日はソードゥアンという弓奏楽器の演奏でした タイハーブが香るヤードーンを使ったカクテルSongkran(280B)
Ba Hao バーハオ
ソイ・ナーナーから小道を入った先にある隠れ家バー。タイの伝統楽器のライブミュージックが楽しめる数少ないスポットで、日本から友人が来た時に連れて行くのにも喜ばれそう。タイならではのヤードーン(自家製の薬草酒)もマストトライ!座敷席もあるので、お酒片手にタイ料理をつまみながらゆっくり過ごすこともできます。演奏は毎日20時から。赤いライトが灯る店内は香港映画に出てきそうな雰囲気 ウォッカベースにナツメやライチを加えたBloody Pagoda(318 B)
Sentimental Cafe センチメンタルカフェ
2019年6月にラーチャテウィーから中華街へ移転。白壁に大理石のカウンターが 設えられた店内は清潔感があり、女子飲みにぴったり。コーヒーとジャズをこよなく愛するオーナーがカウンターに立ち、昼間はカフェ、17時以降はジャズバーとして営業しています。日によっては古いルークトゥン(タイの歌謡曲)がかかることも。店名はナットキングコールの曲名から。ジンベースにレモングラスやコブミカンで香り付けしたMadam Ding Dong(360 B) レコードがかかる心地よい空間 SHOP DATA
TEL:083-266-4714
営業時間: 月-水8:00-18:00/木-日-24:00
定休日:なし
El Chiringuito エルチリンギート
ソイ・ナーナーが開発され始めた初期の頃にオープンしたスパニッシュバー。4卓だけのこぢんまりとした店内にはビンテージ家具やアンティーク雑貨が並び、どこか懐かしい雰囲気。車通りが少ない時間帯なら、店の前の路上に並べられた席に座って開放的な気分を味わうのも◎。料理メニューはおつまみ程度なので、食事を済ませてから行くのが良さそう。 サングリア(150 B)オープンサンド(140 B) SHOP DATATEL:085-126-0046
営業時間:18:00-24:30
定休日: 月火水